朝ドラ「まんぷく」ネタバレ,あらすじを最終回まで吹き出しでまとめ

2018年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「まんぷく」のネタバレ,あらすじ,ストーリーを最終回まで吹き出しでお伝えしてます。会話形式なので読みやすく改善しました^^

まんぷくネタバレ最終週

「行きましょう二人で」

146話 売れない
147話 萬平は古い?
148話 自動販売機
149話 武士の娘の生前葬
150話 鈴は観音様
最終話 世界一周麺の旅


朝ドラ「ちゅらさん」

大人気のNHK朝ドラ「ちゅらさん」が、2024年4月1日より再放送がスタートします。放送時間は昼12時30分からです。舞台は沖縄。ゴーヤーマンなどキャラクターを生み出した伝説的な朝ドラです。主演は国仲涼子さんです。ちゅらさんのあらすじ,ネタバレはコチラ

 

「まんぷく」は、カップヌードルで有名な日清食品(現在の日清食品ホールディングス)の創業ストーリーです。

なので、萬平のモデル・安藤百福さんがどのようにチキンラーメンを作ったの?世界初カップラーメン・カップヌードルをどのように開発したの?そんなモノづくりの楽しさが詰まった内容です^^

 

ただ、安藤百福さんも簡単にチキンラーメンやカップヌードルを作れたわけではありません。3度も逮捕されて、信用組合の理事長で大きな失敗もしています。そんな紆余曲折の人生を描いています。

目次

まんぷくネタバレ,あらすじ(最終回まで)

ここから、まんぷくのネタバレ・あらすじを最終回まで吹き出しで1話ごと詳細にお伝えしていきます。ざっくり知りたいあなたは週の方をお読みください。

まんぷく1週「結婚はまだまだ先!」

第1週(1話~6話)
[結婚はまだまだ先!]
1話 器量
2話 鈴は仮病?
3話 武士の娘に二言はありません
4話 結婚式
5話 偶然の再会
6話 僕と付き合ってください

まんぷく2週「会いません、今は」

第2週(7話~12話)
[会いません、今は]
7話 プロポーズ
8話 鈴の反対
9話 萬平は察さず!
10話 桜の絵
11話 姉・咲の死
12話 萬平逮捕!

まんぷく3週「そんなん絶対ウソ!」

3週(13話~18話)
そんなん絶対ウソ!
13話 信じる福子!
14話 ハンガーストライキ
15話 親友?
16話 希望の光
17話 釈放
18話 鈴の涙

まんぷく4週「私がみつけます!」

4週(19話~24話)
[私がみつけます!]
19話 牧恵
20話 疎開
21話 疎開生活
22話 魚とり
23話 五分五分
24話 福子の叫びに号泣

まんぷく5週「信じるんです!」

5週(25話~30話)
信じるんです!
25話 一杯のラーメン
26話 不公平の時代
27話 はんこ屋
28話 泥棒
29話 再会
30話 無事に戻った桜の絵

まんぷく6週「お塩を作るんですか」

6週(30話~36話)
お塩を作るんですか
31話 塩
32話 茶色い塩
33話 人集め
34話 ラーメンの力
35話 ご飯抜き
36話 わずかな塩

まんぷく7週「私がなんとかします」

7週(37話~42話)
私がなんとかします
37話 世良の搾取
38話 慰労会で漫才
39話 最後の借金
40話 鬼気迫る忠彦
41話 真一の協力
42話 三田村会長からの投資

まんぷく8週「新しい冒険!?」

8週(43話~48話)
新しい冒険!?
43話 源義経
44話 ハハイエデ
45話 戦争は終わっていない
46話 突然の陣痛
47話 立花源
48話 爆発したカエル

まんぷく9週「違うわ萬平さん」

9週(49話~54話)
違うわ萬平さん
49話 なんも言えねぇ
50話 夫婦喧嘩
51話 従業員同士の喧嘩
52話 社長の謝罪
53話 売れへん
54話 Don’t Move

まんぷく10週「私は武士の娘の娘」

10週(55話~60話)
私は武士の娘の娘
55話 全員逮捕
56話 世良の逮捕
57話 希望は捨てません
58話 情状酌量
59話 涙の取調べ
60話 全員釈放

まんぷく11週「まんぺい印のダネイホン!」

11週(61話~66話)
まんぺい印のダネイホン!
61話 たちばな栄養食品
62話 東京進出
63話 針1万本飲ます
64話 東京でのヒット
65話 なめとったらアカンぞ
66話 有罪

まんぷく12週「絶対なんとかなるから!」

12週(67話~72話)
絶対なんとかなるから
67話 弁護士
68話 東大一
69話 追徴課税
70話 信じます
71話 三田村会長の病
72話 たちばな栄養食品解散

まんぷく13週「生きてさえいれば」

13週(73話~78話)
生きてさえいれば
73話 三田村会長の死
74話 生きてさえいれば
75話 家宅捜索
76話 ホリエモンの裁判にそっくり?
77話 今の萬平は死んでいる

まんぷく14週「理事長!?」

14週(79話~84話)
理事長!?
78話 信用組合の理事長?
79話 萬平、理事長になったとさ

まんぷく15週「後悔しているんですか?」

15週(85話~90話)
後悔しているんですか?
80話 嵐の前の静けさ
81話 後悔しているんですか?
82話 16年目の浮気?
83話 真一の苦渋の表情
84話 入れ込みすぎの萬平
85話 家を担保に・・・

まんぷく16週「あとは登るだけです」

16週(91話~96話)
あとは登るだけです
86話 銀行融資が不幸の始まり?
87話 資金回収
88話 取り付け騒ぎ
89話 悪の手先
90話 池田の産業のために
91話 リスタート

まんぷく17週「ラーメンだ!福子!」

17週(97話~102話)
ラーメンだ!福子!
92話  お年玉
93話 はっ?
94話 一夜漬けラーメン
95話 いじめ
96話 嫌やない
97話 即席ラーメン

まんぷく18週「完成はもうすぐ!?」

18週(103話~108話)
完成はもうすぐ!?
98話 愛のリヤカー
99話 鈴の壁
100話 鈴が認めた〇〇
101話 麺づくり
102話 不味い麺
103話 悩む萬平

まんぷく19週「10歩も20歩も前進です!」

19週(109話~114話)
10歩も20歩も前進です!
104話 一歩進んだ
105話 常温保存
106話 パッション
107話 スルメはイカに戻らない
108話 画風の変わった絵
109話 天ぷら

まんぷく20週「できたぞ!福子!」

20週(115話~120話)
できたぞ!福子!
110話 まだまだこれから
111話 完璧主義
112話 まんぷくラーメン
113話 売らせて下さい
114話 福子、倒れる
115話 価格設定

まんぷく21週「作戦を考えてください」

第21週(121話~126話)
作戦を考えてください
116話 売れない理由
117話 推薦文で大ヒット?
118話 これが噂のテレビCM
119話 楽しい人生
120話 まんぷく食品の大番頭
121話 パクリ

まんぷく22週「きれいごとは通りませんか」

第22週(127話~132話)
きれいごとは通りませんか
122話 誇りをもった仕事
123話 特許
124話 坂部の証言
125話 あの頃の萬平さん
126話 福ちゃんがおったからやで
127話 即席ラーメン協会

まんぷく23週「新商品」

第23週(133話~138話)
新商品
128話 まんぷく食品は危ない?
129話 商品開発チーム
130話 スープが完成
131話 すすれない外国人
132話 問題山積み
133話 あなたが歩みを止めるべき

まんぷく24週「見守るしかない」

第24週(139話~144話)
見守るしかない
134話 鈴さんドキッ!
135話 本当に友達?
136話 レオとの恋
137話 もう一工夫
138話 親子喧嘩
139話 幸の失恋

まんぷく25週「できました、萬平さん」

第25週(145話~150話)
できました、萬平さん
140話 新しい具材
141話 武士の娘が盲腸に?
142話 お役に立てましたか?
143話 腸が破裂?
144話 鈴が切腹?
145話 まんぷくヌードル完成

まんぷく最終週「行きましょう二人で」

最終週(151話~最終回)
行きましょう二人で
146話 売れない
147話 萬平は古い?
148話 自動販売機
149話 武士の娘の生前葬
150話 鈴は観音様
最終話 世界一周麺の旅

まんぷく全体ネタバレ・あらすじ

舞台は大阪です。時代は、戦前。三姉妹の家庭で育ったのが主人公でヒロインの今井福子(安藤サクラ)でした。父は、福子が幼いころに亡くなっています。

 

そのため、貧しい家庭です。貧乏な家でも、鈴がしっかりと教育してくれたためにこの時代にしては珍しく福子は英語がペラペラにしゃべれました。しかも、反抗期を迎えることなくおおらかに育っています。

 

しかし、長く父親の代わりをしてくれていた長女の咲(内田有紀)姉ちゃんは嫁に行ったあとに結核で間もなくなります。

 

次女の克子(松下奈緒)は嫁に行って家庭にいなかったために福子が今井家を支えていく決心をします。当時、福子は大阪の女学校を卒業して、ホテルで受付(フロント)として働きだしたところでした。

 

その頃、青年実業家で幻灯機を作っていた立花萬平(長谷川博己)と出会います。はじめては、電話交換手をしていたところで出会います。その後、咲が亡くなったことで福子は結婚する気になれませんでした。

 

しかし、何度も何度も萬平は福ちゃんにアプローチをかけてきます。そのため、一度だけデートしようと思ってデートした福ちゃんは、萬平のことが気になりはじめます。

 

そのことを同じフロントの保科恵(橋本マナミ)に相談していました。保科恵もまた、歯医者の牧善之介(浜野謙太)と缶詰をいつもくれる野呂幸吉(藤山扇治郎)の二人に言い寄られどちらと交際しようか迷っていました。そのため、2人はお互いに恋の相談をしあいます。

 

福子は、世の中が戦争でどんどん悪い状況になっていくことになげきますが、萬平の大事なことは自分がどうするかが大切なのだと言います。福子は、そんな前向きな萬平となら結婚したいと思うようになります。

 

福子と萬平の結婚

そして、立花萬平の猛烈なアタックをします。その陰には、世良が立花に押しておしておしまくれとアドバイスしたことが大きく影響をしていました。

 

しかし、福ちゃんの母親・鈴は安定しない萬平の職業が嫌で結婚には大反対します。それでも、立花萬平はあきらめることがありませんでした。

 

鈴に許してもらえるまで何度でも来るといい、最終的には母・鈴も二人の結婚を認めます。鈴が二人の結婚を認めた背景には、亡くなった咲の夫・小野塚真一(大谷亮平)が福ちゃんを幸せにさせてほしいという鈴へのお願いが大きく影響しました。

 

しかし、結婚式をしてからも苦難の連続でした。萬平は、進駐軍に2度も逮捕され復活をきした事業も失敗してはうまくいかない日々をおくってしまうのです。

 

2人の事業のスタートは、闇市の屋台で一杯の中華そばを一緒にすすったことから始まります。そこで、食がなによりも大切でお腹いっぱいたべられることのすばらしさを実感します。

 

しかし、すぐには食に携わる仕事をはじめるわけではなく、大阪大空襲で自分たちの家がなくなっていたので克子(松下奈緒)の家で居候します。

 

戦後すぐで食料はなく、毎日、克子の子どもたちとすいとんでしのいでいました。なんとかおいしいものを子供たちに食べさせてあげれるように身分証明に必要な判子屋を思いつき生活していました。

 

その後、画家の忠彦(要潤)が戦地から復員したことで克子の家を出ることを2人で決めます。萬平は世良勝夫(桐谷健太)から泉大津の倉庫を紹介されて引越しをします。

 

萬平や福子だけでなく鈴や泥棒として入ってきた神部茂(瀬戸康史)まで一緒に泉大津についてきました。そして、萬平は泉大津でなにをするか決めかねていた時に、ラーメン屋の店主から塩が足りていないことを聞きます。

 

ラーメン屋は、配給では塩が足りずにどうしても味が薄くなってしまうという悩みを抱えていたのです。それを聞いて、萬平は塩を手掛けたビジネス「たちばな塩業」を立ち上げます。

 

塩ならたくさん倉庫に眠っていた鉄板も使えるし世の中の役に立てると考えたのです。まずは、塩の作り方を勉強するために神部と一緒に赤穂にいきます。

 

そして、泉大津に戻って2人で海水から塩づくりをスタートします。自分たちでも塩をつくれることがわかったら、今度は効率よく塩をとれる工程を考えます。

 

その間に神部は人を集めてきます。しかし、最初からいきなり15人もの従業員を集めて鈴の大反対にあいます。しかし、福ちゃんがハナ(呉城久美)の夫に借金をしてなんとかしのぎきます。ハナちゃんは親友のためと地主の夫に何度もお願いしてくれたのです。

 

また、鈴もそうはいいながらも高価な留袖の着物をお金にかえてくれたり、こっそりしていたへそくりを福子に渡してくれたりしました。

 

途中で、塩の出荷の際に世良に3000円の売上を1500円もピンはねされます。また、給料が安いことでストレスがたまっていた岡幸助(中尾明慶)が難波でケンカして警察沙汰になったりと苦労します。

 

しかし、給料が安くて先行きがわからなくても頑張ってくれている従業員のために慰労会をひらきます。そして、お互いが励ましあいながら「たちばな塩業」はなんとかやっていきます。

 

お金については福子が商工会の会長の三田村(橋爪功)と会い上等の塩を創っていることから3万円もの金額を出資してくれたことで、軌道にのっていきます。福ちゃんは金策の悩みからようやく解放されます。

 

その後、塩業はうまくいきだしたので三田村から投資してもらったお金の残りは別のものに利用しようと考えます。そこで、目をつけたのが栄養食品です。当時、世の中は栄養失調の人があふれていました。

 

食料が足りず、だれもが栄養のあるものを食べたいと考えていたのです。萬平は、それを福子が出産後に栄養不足でなかなか回復できなかったことをヒントにしてスタートしたのです。

 

新規事業は、栄養食品に決め萬平はそこに夢中になります。新しい従業員も雇い、順風満帆に見えました。しかし、内情は違っていました。塩業と栄養食品の部門が仲がわるくなっていたのです。

 

それにきづかずにどんどん進めていったために、やがて従業員同士が衝突をします。特に塩づくりをしている方の社員に不満が多いために、事業部門を関係なくローテーションで仕事をまわすことにしました。

 

そして、栄養食品の「ダネイホン」を販売します。しかし、立花萬平は営業が苦手なためになかなか売れません。それを助けてくれたのが太平洋戦争から戻ってきた義理の兄・真一でした。

 

真一は、以前勤務していた職場の証券会社が倒産したために職を探しているところでした。そこに福子がちょうど声をかけたのです。これが成功しました。

 

真一は、営業が上手で「ダネイホン」がどんどん売れていきます。しかも、福ちゃんのアイデアで栄養食品を必要とする病院や施設などをお客さんになると思って販売したので、爆発的に売れていくのでした。

 

進駐軍に2度逮捕

「ダネイホン」だけでなく塩事業も順調に成長していたので、利益も伸びまさに順風満帆の状況でした。そこに、突然にやってきたのがアメリカの進駐軍です。銃をつきつけて、会社にいたもの全員逮捕されてしまいます。

 

理由は、従業員たちが手榴弾で爆発をさせて魚をとっていたことがきっかけでした。その音を聞きつけた軍が逮捕状をとってやってきたのです。

 

取り調べは、とてもきついものでした。当時は、マッカーサーが爆発で暗殺されかけたこともあり取り締まりがとても厳しくなっていたのです。神部(瀬戸康史)は、クーデターをしかけていたと証言すれば釈放すると司法取引をもちかけられます。

 

従業員や社長の誰もが自分たちは、クーデターを起こそうとしていない。そう主張していました。そして、取調べは福子や鈴にもおよびました。2人は、立花萬平の無実を信じて疑いません。

 

しかし、福ちゃんや鈴、世良(桐谷健太)、神部などがいくら無実だということを証言しても萬平が釈放されることはありませんでした。そして、たちばな塩業を助けようと商工会の会長・三田村が動いてくれました。

 

三田村はたちばな塩業に出資しているので、出納長を見て武器の売買していないことを確認するように陸軍に申し出ます。それがきっかけで、全員無罪で釈放されたのです。

 

出所後に、たちばな塩業は塩事業をやめます。塩事業は、専売局から取引停止をくらっていたので出荷できなかったためです。

 

そして、もともと人の役に立つ「ダネイホン」1本で行くことを福ちゃんの提案で決めます。会社名を「たちばな栄養食品」と改めます。

 

今後は「ダネイホン」を全国展開しようと動き出します。東京に支店をもっていよいよ大きく売り出そうとしたその時です。再び経営者の萬平が進駐軍に逮捕される事件が勃発してしまったのです。

 

今度は、脱税の容疑がかけられます。従業員に奨学金という名目でお金を出している分の税金を支払っていないと捕まえられたのです。そして、軍事裁判にかけられ脱税の罪で有罪の判決を受けました。

 

有罪判決により、罰金70,000円という金額が必要になりました。そんな大金がない「たちばな栄養食品」は、弁護士の東(菅田将暉)に相談することにします。

 

すると、「ダネイホン」の販売権を売却して会社を解散して対応するしかないといわれます。萬平は、ショックを受けそれを拒否していましたが福子の説得でようやく納得したのです。罰金を支払ってもお金は残るので、それで新しい事業をしようと考えたのです。

 

信用組合の理事長

「ダネイホン」で有名になった立花萬平は名前だけ貸してほしいといわれ信用組合に誘われます。人の役に立てるかもしれないと思い悩みましたが理事長になります。しかし、真一を一緒に役員に入れるというのを条件にしました。

 

経営という点では、自分よりも真一の方が優れているので真一と一緒にでなければ受けないと話それを了承してもらいます。信用組合の仕事は、小さな会社を助けると意味合いもあるので楽しく仕事をしていました。

 

そんなある日、小さな会社でジューサーやミキサーなどを一つでできるものを開発している会社の「織田島製作所」に融資します。そこの会社の商品に立花萬平がほれ込んだのです。

 

連日、遅くまで織田島製作所を手伝い一緒に仕事をして汗を流します。しかし、このころには景気が傾き親会社の銀行が信用組合にお金を貸し渋りはじめます。しかし、「織田島製作所」の商品だけは完成させたい。

 

その思いから、萬平は自分の自宅と土地を担保にお金を借りてまで「織田島製作所」に融資をするようになるのです。やがて銀行は、それ以上に締め付けを行い債権を全額回収していきます。

 

それが顧客で噂になり、信用組合で取り付け騒ぎが起こります。ついに、信用組合は債権がこげつきその責任をとって萬平は、担保にしていた土地建物の財産をすべて失い理事長を辞任します。

 

いつものように鈴(松坂慶子)は心配して小言を言いますが、そんな時に支えになったのが福子でした。萬平や子供たちを励ましてご飯を食べるのでした。

 

その後、やはり食べ物には力があると思った立花萬平は飲食の研究を始めることになります。まだ、ラーメンという名前のない時代に毎晩お湯だけで造ろうと研究していたのが、今のラーメンです。

 

当時は、まだ中華そばと言われていました。来る日も来る日も研究に研究重ねます。萬平は、中華そばをつくったこともなかったので麺ができるまでに1年という歳月がかかっていました。それでも、毎日少しでも前進したら喜びラーメンを作りつづけます。

 

そして、麺が完成してスープも出来上がります。しかし、お湯をかけるだけでできるというコンセプトが達成できません。そこを福子がしていた天ぷらでひらめき麺をあげることをおもいつきます。

 

まんぷくラーメン誕生

ついに、インスタントラーメン「まんぷくラーメン」の誕生です。立花萬平のあくなき執念と福子が貧しくても耐えて耐えてサポートし続けた結果ようやく完成したのです。

 

そこに、真一も世良もやてきます。真一は、信用組合をやめて手伝いたいと申し出てくれます。しかし、真一は信用組合で重要なポストにいるので、あわてずに信用組合で働きながら手伝ってくださいと福ちゃんが頭をさげます。

 

世良も「まんぷくラーメン」を売らせてほしいと言ってやってきます。世良は、立花君がつくって俺が売る。最高のコンビだといい売らせてほしいとプッシュしてきます。世良とのこれまでの関係から萬平たちは協力をお願いすることになります。

 

そして、パッケージのデザインは忠彦(要潤)に描いてもらいたいとお願いします。忠彦は、まんぷくラーメンのデザインに悩みますがタカ(岸井ゆきの)が産気づいたことでアイデアを思いつきます。

 

会社名も忠彦がデザインにイメージで書いた「まんぷく食品」に決定します。真一は、まんぷく食品に対する融資の仕事を最後に信用組合を退職しました。

 

福ちゃんも「まんぷくラーメン」づくりに専念するために、パーラー白薔薇を退職しました。パッケージができたので、袋詰めを福子、幸、源の3人で行っていたのです。

 

世良は大阪で最も大きい百貨店の大急百貨店に「まんぷくラーメン」の出品をお願いしていました。世良のコネクションにより、大急百貨店は「まんぷくラーメン」の販売を認めてくれました。

 

そんな矢先、袋詰めをしているところで福子が過労で倒れてしまいます。それまでは、克子の家にずっといた鈴でしたが福子のために立花家にやってきて手伝ってくれるようになりました。

 

そのおかげもあって、福子の体調は順調に回復しました。そして、いよいよ「まんぷくラーメン」の試食販売がスタートしました。福子や鈴たちは大急百貨店で、真一や世良は商店街で販売をしました。

 

しかし、予想に反してまったく売れません。しばらく売れない日々が続きますが、福子は栄養満点のお墨付きもらえれば売れるようになるのではないかと考えます。萬平がさっそく大阪大学の教授・近江谷にお願いして推薦文を書いてもらいました。

 

そうすると、徐々に「まんぷくラーメン」が売れはじめていきました。しかし、まだ想定していた売上の8割程度でした。そのため、福ちゃんはテレビCMを撮影してみてはと考えます。

 

みんながそれに賛成したことで、テレビCMをつくることになります。CMのシナリオは神部(瀬戸康史)がつくることになります。神部は大学で映画研究会に入っていたからです。

 

CMには福子が出演して、これが見事にヒットして「まんぷくラーメン」は爆発的な大ヒットになります。それは、世界に革命を起こすラーメンブームの到来だったのです。まんぷくラーメンの売上はこれまでの5倍にふくれあがっていました。

 

チキンラーメン初代CM

ちなみに「まんぷくラーメン」のモデル「チキンラーメン」が大ヒットしたきっかけのCMはコチラです。ちなみに、福ちゃんは出てませんけど「チキンラーメン」が大ヒットしたきっかけになりました。

 

「まんぷくラーメン」は、注文が殺到するため新しく工場も建設しました。しかし、そんなときにまたしても偽物があらわれてしまいます。

 

ダネイホンの時と同じように、世良と真一が偽物の会社にのりこんでいきます。しかし、相手の会社は開き直っていました。さらに、CMで一躍人気になった福子のそっくりさんまで出現します。

 

萬平の怒りは頂点に達していました。ちょうどそのころに、新聞で即席ラーメンで食中毒にという記事がでます。そこには、他社とまんぷくラーメンも同じように掲載されています。

 

萬平はテレビCMをこれまでのもとの差し替え「まんぷくラーメン」が国立栄養研究所の推薦を受けていることを伝えました。そして、偽物をつくっているすべての会社に警告文を送ります。

 

それでも、テイコー食品がすんなり作るのをやめることはないので、真一と世良が会社に行って再度抗議をしますが・・・相変わらずのらりくらりとかわされます。

 

そうこうしているうちに、「まんぷくラーメン」に特許がおります。これで問題が解決するかと思っていたが実際にはそうなりませんでした。「まんぷくラーメン」と一緒にテイコー食品の「本家・まんぷくラーメン」が売られていたのです。

 

萬平は怒って、真一と世良とともに会社に乗り込んでいきます。それでも、テイコー食品は先使用権を主張してきます。萬平は、腹をたてて「まんぷく食品」をやめてテイコー食品で作り方を教えていた坂部を呼び出します。

 

そして、坂部は今の5倍の給料を出すからテイコー食品でまんぷくラーメンを作ってほしいと言われたことを証言しました。それをもとにテイコー食品に乗り込んだ萬平たちに、テイコー食品はついに「本家・まんぷくラーメン」をもうつくらないことを約束したのでした。

 

その後、まんぷくラーメンをまねたものは市場から消えてなくなりました。しかし、即席ラーメンは相変わらず安い価格で売られています。福子は、それらを食べてみて粗悪品であることを確認します。

 

そして、萬平にたいして「まんぷくラーメン」を世に出したことで粗悪品の数もどんどん増えている。この責任は萬平にあるのではないかと厳しく追求します。

 

まんぷくラーメンの特許解放

福ちゃんの真剣な想いに、萬平は「まんぷくラーメン」の特許を開放することを決意します。しかし、同業にライセンス契約を持ち出しても締結してくれる会社はどこにもありません。

 

そこで、福ちゃんは世良に相談します。世良は、最初断っていましたが福子の真剣さに仕方なく特許を開放してまずくて安い即席ラーメンをなくす方法を考えます。

 

世良は萬平に元食糧庁長官で衆議院議員の土井垣を紹介したのです。土井垣は、即席ラーメン協会をつくってその協会に入れば、まんぷくラーメンの作り方を無償で提供するという方法を提案されます。

 

萬平は、その提案を受け入れて「即席ラーメン工業協会」をつくり初代の理事長に就任します。そして、信用組合の理事長をしていたころの家に再び引越します。

 

まんぷくヌードルの開発

まんぷくラーメンが大ヒットしてから11年が経過しました。萬平は、60歳を超えても精力的に仕事に打ち込んでいました。鈴や福ちゃんはこれまでどおり家事を中心に生活しています。

 

源は、「まんぷく食品」の社員として働きます。幸は、大学生まで成長しています。そんな中、萬平は「まんぷくラーメン」依頼のヒットがないことから新しい商品のアイデアを出すように会議で命じます。

 

その翌日、萬平は海外ではどんぶりに箸で食べる習慣がないことを「まんぷくラーメン」を売りに行ったときに感じたことから容器に入ったラーメンをつくると宣言します。

 

そして。神部(瀬戸康史)に商品開発チームを若手を集めてつくるように命じます。若い柔軟なアイデアを萬平は欲していたのです。萬平は、容器の開発などはチームに任せさっそくスープをつくりはじめます。

 

萬平は、1週間後にはスープを完成させて容器の完成を開発部にせかします。開発部には、源も抜擢されて容器の開発に携わります。そして、今度開発するラーメンを「カップラーメン」とし、名前を「まんぷくヌードル」に決定します。

 

そして、萬平は次に麺の開発にとりかかります。カップに入れれるような麺の揚げ方を検討しはじめます。しかし、これがなかなか難しい。「まんぷくラーメン」よりも厚みがあるので熱がとおりにくかったのです。

 

それでも、何度もトライ&エラーを繰り返しているうちに麺の量を少なくすることでうまくいくことがわかりました。しかし、その「まんぺい」のスピードに開発部のメンバーはついていけません。

 

心配した真一(大谷亮平)は、開発部がプレッシャーを受けているので福子になんとかいってほしいとお願いします。源も家に帰って弱音を吐くため、福子は源をしかります。

 

その晩に、福子はまんぺいにアドバイスしました。会社が大きくなって、萬平さんに意見をいえる人がいない。今は、ダネイホンの時のようにみんなを置いていっているのではないか。だから、まんぺいがスピードを合わせるべきだというのです。

 

まんぺいは、翌日に開発チームのメンバーを集めて「急ぐ必要はない。わからないときはわからないと言ってほしい。一緒にまんぷくヌードルを完成させよう」と語るのでした。その言葉をきっかけに、開発チームはようやくチーム一丸となることができたのです。

 

萬平と源は、家でも「まんぷくヌードル」の容器の素材をどうするか話合います。それを福子がみていて、翌日の買い物で発泡スチロールがいいのではないかと源に連絡します。

 

源は、発泡スチロールはダメだといいますが調べてみると発泡スチロールでもいい素材のものがありました。さっそく手作りでつくって見たカップを神部に見せて、一緒に萬平のところにもっていきます。萬平は、素材がいい。しかしもう少し小型化をして厚みを減らすように命じます。

 

幸の失恋

このころ、幸は万博で知り合ったアメリカ人のレオナルドと仲良くなっていました。帰り際に、抱き合っているところを見た鈴は福子に関係を気に掛けるようにいいます。

 

福子が幸が帰ってきたときに問いただすと、幸はただの友達だと答えます。その後、神部と源は発泡スチロールに食品を入れると、強いにおいがしました。これに対して、萬平は食品なので絶対になくすように強く命じます。

 

幸とレオナルドのことは、萬平の耳にも入っていました。世良がパーラー白薔薇で萬平にその話をされたのです。萬平は、そのことに腹を立てていました。帰ったら怒ろうと思っていました。

 

しかし、福子と源に今は「まんぷくヌードル」の開発に集中するべきだと言われ納得します。そんなある日、幸がレオナルドと抱き合っているところを偶然、福ちゃんがみかけます。

 

福子に幸は「レオと恋人になったらダメなの」と問いかけているところに、萬平と源が帰ってきたので話は中止になります。その日の夜中、萬平はアメリカの発泡スチロールがなぜ刺激臭がないのか調べるように源に命じます。

 

翌日、源が調べるとそこには理由がありました。そのため、アメリカの容器を真似した形で発泡スチロールを利用すると刺激臭がとれました。さっそく、萬平は試作品を福子と鈴と幸に食べさせます。

 

3人とも味に満足します。しかし、福ちゃんは販売しようとする値段が高いのではと疑問を抱きます。そのため、萬平は源にもっと具を入れるように指示します。3分で戻る具など見つからないという源に、萬平は探せば絶対にあるはずだといいます。

 

開発チームは、椎茸や貝柱、高野豆腐などを満足に提案しますが・・・萬平はもっと洋風なもので彩りのあるものにしたいと突っぱねます。その日の晩、源が萬平に不満を言います。

 

鈴が幸とレオナルドのこともいいはじめ、食卓は混乱します。福ちゃんは、鈴を黙らせ源に意見を言わせます。源は、3分で戻るもので彩りのあるものなんかない。探せばあるなんて次元の話ではないという。

 

しかし、その気概のないものに画期的なものはつくれない。良い具材がなければ、つくればいいという。その晩、考えに考え抜いて「フリーズドライ」をおもいつきます。

 

翌日、源はフリーズドライをさっそく試していきます。そんなある日、幸は部屋から出てこなくなります。福子は「悲しいときは悲しいと正直に言ってほしい。レオナルドのこと?」と聞くと幸は「レオナルドがアメリカに帰って結婚する」と泣いたのです。幸は福子にしがみつきおもいっきり涙したのです。

 

まんぷくヌードル完成

そのころ、まんぷく食品では具材を着々と決めていました。源がアイデアをだしたスクランブルエッグ。開発チーム全体で決めたネギ。萬平がどうしてもいれたいという肉。そして、神部が提案したエビを入れることが決まります。

 

萬平は、さっそく肉の開発をはじめます。福子が台所にたち手伝います。開発チームはエビの実験をはじめます。エビは2500種類以上あり、どれを選ぶか迷っていましたが一つずつよさそうなものをフリーズドライにして試します。

 

萬平が肉を実験しはじめて2週間が経過したころ、萬平の肉が完成します。開発チームのメンバーに食べてもらうと全員が美味しいという仕上がりでした。そのころ、エビの方は100種類以上試していましたがまだうまくいっていませんでした。

 

それでも、源たちはあきらめることなく1種類ずつ試行錯誤を繰り返していました。福子は、克子(松下奈緒)と鈴(松坂慶子)とお茶していました。すると、鈴が突然腹痛を訴えて倒れます。

 

救急車で運ばれて見てもらいますがはっきりしません。盲腸だと思うけど、お医者さんは気になっているところがあるようでした。鈴は、自分は死ぬのだと弱気になります。福子はそんな鈴に源の話をして励まします。しかし、鈴は喜びませんでした。

 

具材は決まりましたが、カップの形、大きさデザインなどなに一つ決まっていません。なので、まだ商品化までには時間がかかります。しかも、ふたはどのように密閉するべきか頭を悩ませていました。

 

萬平は、家に帰って福子にふたの話をしているとアメリカに旅行にいった時のことを思い出します。飛行機の中で出てきたマカダミアナッツのふたは密閉されていた。しかもはがしにくくなかった。

 

そういうと、福子がマカダミアナッツの容器を押し入れから出してきました。福子は、容器をみて萬平が絶賛していたので、何か必要なときがくると思って捨てずにとっておいたのです。

 

それに萬平は興奮して喜びます。さっそく、萬平は翌日にマカダミアナッツの容器をもっていきまんぷくヌードルのカップを試作してふたをつくって開発チームにみせました。

 

すると、全員が感心しますが新しい問題が発生しました。カップに入れた麺の底がカップにあたって割れてしまったのです。どうしても、麺は上げるときに上が密になりしたが荒くなるのが原因でした。

 

その新たな課題を家に持ち帰った萬平は、福子がつくっている様子を見ていて閃きます。麺をあえてカップの中間に固定すれば問題が一気に解決すると気が付いたのです。

 

そんな矢先に鈴の病状が急変します。なんと、腸が破裂したのです。盲腸などという軽いものではなく、命にかかわる病気だったのです。幸い、手術は成功します。

 

鈴の手術が成功してから1月が絶ちました。鈴の体調は順調に回復して、退院まで残り2月になりました。その頃、萬平たちは麺を製造ラインで固定することができないという課題にぶつかっていました。

 

そんなある日、萬平は夢をみます。天地がさかさまになる夢でした。その夢で萬平は新しいことをひらめきます。それは、麺をカップの中に入れるのではなく、麺を固定してそれにカップをのせるという方法です。

 

それで、ようやく課題を克服しました。忠彦のデザインも出来上がり、「まんぷくヌードル」はようやく発売にこぎつけたのです。まんぷくのネタバレ・あらすじ・感想はここまでです。今後も、まんぷくのネタバレ・あらすじ・感想を追加していくのでしばしお待ちくださいね。

 



 

まんぷく実在モデルとキャスト

2018年前期のNHKの連続テレビ小説「半分、青い。」は恋愛ストーリーがすごく強い作品でしたよね。挫折することが多い朝ドラでした。「まんぷく」はモデルになっているのが日清食品の創業者・安藤百福さんの奥さん・仁子(まさこ)さんです。

 

時代背景は、明治から昭和になります。日清食品というと、チキンラーメンやカップヌードルを世に出した会社です。まだ、ラーメンが認知されない時代に世界ではじめてのカップラーメンを売ったのが日清食品です。

 

その奥さんの安藤仁子さんがどのような人生を歩んだのかというのが今回の「まんぷく」の物語のモデルになっています。もちろん、仁子さんの方は情報が少ないのでモデルに忠実に描かれているわけではありません。

 

しかし、それがまた見どころであるともいえます。ある程度有名な人物をモデルにしたときは、その大枠を変更することができません。例えば、今回でいうと仁子さんではなく百福さんを描くのであればアレンジはほぼなくなります。

 

史実と大きく異なることができませんから、忠実に作品を仕上げていくだけとなります。しかし、仁子さんについてはたくさんの資料があるわけではありません。わからないところもすごく多いです。

 

だからこそ、脚本家の福田靖さんにとっては描きやすい。自由に描くことができるのではないでしょうか。今回の朝ドラは、何度も何度も失敗して最後に成功をかちとる物語になっています。

 

そのため、失敗した時に妻がどんな気持ちになるのか。どのように支えてきたのか。現在の視聴者層がこの夫婦の人生に感動するのではないかとひそかに思っています。

 

ちなみに、下記に実在のモデルとキャストについて一覧でまとめています。モデルやキャストについて詳しく知りたいあなたは下記のリンクからご覧いただけると楽しめると思います。

役名/キャスト 実在モデル
【母】
今井鈴(松坂慶子)
安藤須麿(あんどうすま)
【長女】
今井咲(内田有紀)
安藤晃江(あんどうあきえ)
【次女】
今井克子(松下奈緒)
安藤澪子(あんどうれいこ)
【主人公】
今井福子(安藤サクラ)
安藤仁子(あんどうまさこ)
【福子の夫】
立花萬平(長谷川博己)
安藤百福(あんどうももふく)
【百福の長男】
安藤宏寿(あんどうこうき)
【福子の長男】
立花源(たちばなげん)
【百福と仁子の子】
安藤宏基(あんどうひろき)
【福子の長女】
立花幸(たちばなさち)
【百福と仁子の長女】
安藤明美(あんどあけみ)
【克子の夫】
香田忠彦(要潤)
有元一雄(ありもとかずお)
【咲の夫】
小野塚真一(大谷亮平)
久保健治(くぼけんじ)
【克子の夫】
香田忠彦(要潤)
有元一雄(ありもとかずお)
【福子の姪】
香田タカ(岸井ゆきの)
東冨巨代(あずまふくよ)

 

福子を取り巻く人々

役名/キャスト 実在モデル
【仲良し三人娘】
鹿野敏子(松井玲奈)
桑島貞子(くわじまさだこ)
【仲良し三人娘】
池上ハナ(呉城久美)
馬淵冨子(まぶちとみこ)
【福子の先輩】
保科恵(橋本マナミ)
牧恵モデルはコチラ
【福子の同僚】
野呂幸吉(藤山扇次郎)
【歯医者】
牧善之介(浜野謙太)

 

萬平を取り巻く人々

役名/キャスト 実在モデル
【商社経営】
世良勝夫(桐谷健太)
伊藤忠兵衛(いとうちゅうべえ)
【萬平のパートナー】
神部茂(瀬戸康史)
砥上峰次(とがみみねじ)
【共同経営者】
加地谷圭介(片岡愛之助)
【従業員】
岡幸助(中尾明慶)
【大阪経済界重鎮】
三田村亮蔵(橋爪功)
杉道助(すぎみちすけ)
【弁護士】
東太一(菅田将暉)
黒田覚(くろださとる)

 

安藤百福はどんな人?

今や誰もが食べているインスタントラーメンの原点となったチキンラーメンですが、チキンラーメンを作った安藤百福さんとはどのような人物だったのでしょうか?

 

2018年の後期のNHKの連続テレビ小説「まんぷく」の中では、立花萬平(長谷川博己)のモデルとなっているのが安藤百福さんです。今回のドラマでは、ヒロインは萬平ではないかというぐらい物語の中心にいます。

 

今後もドラマの中での活躍を期待していきますが、ここでは日清食品の創業者であり、インスタントラーメンの元祖を作った安藤百福さんについて詳しく見ていきます。

 

安藤百福のような企業の創業者は、神格化される傾向があります。例えば松下幸之助は、ナショナルの創業者ですが現在でもその教えは尊いと信奉者がいるくらいです。

 

日清食品の創業者、安藤百福さんは現在にも大企業として栄えている企業の創業者です。そのため、日清のHPには安藤百福の生い立ちが綴られています。では詳しく朝ドラの安藤百福について見ていきます。

 

安藤百福は台湾人?

日清のHPには、安藤百福さんが台湾で生まれた台湾人だと書かれていません。日本の企業の創業者が台湾人であることを隠したかったのかもしれません。

 

しかし、偉大な人物の出自を隠してもという考えがよぎってしまいます。安藤百福さんは1910年に日本統制下の台湾生まれです。台湾名は呉百福といいます。後に日本国籍を取得し、日本に帰化したのです。

 

両親は安藤百福さんが幼い頃に死んでしまい、繊維問屋を営んでいた祖父母に育てられました。幼少時より数字に強かったと本人は述べています。

 

義務教育を修了し、祖父母の手伝い・図書館司書を経験し1932年に繊維会社「東洋メリヤス」を台湾の永楽市場に設立しました。翌年には日本の大阪市に「日東商会」というメリヤス問屋を設立しています。

 

実業家として成功し、更に立命館大学専門部経済学科で大学生として学んでいたのです。向上心の塊のような人物と言えます。

 

戦時中は軍需工場の経営もしていましたが、資材の横流しを憲兵隊に疑われて拷問を受けてしまいました。このあたりは、戦後の話としてドラマの中でも描かれています。

 

拷問されましたが、身の潔白を訴えて拷問はエスカレートしていき、留置所生活の影響で内臓疾患を患っています。辛い目に遭いながらも戦争は終わります。

 

戦後の食糧難を肌で感じ安藤百福さんは食品事業を手がけることを決めたのです。日清食品の企業理念「食足世平(食足りて世は平らか)」は、この戦後の体験の中から生まれた言葉になります。

 

日清食品創業

1948年に中交総社を設立していますが、この会社が後の日清食品です。同じ年、今度はGHQによって脱税の疑いをかけられ有罪となってしまいます。これについても朝ドラで描かれています。

 

裁判で重労働の刑となり、巣鴨拘置所へ収監されました。処分取り消しを求めて裁判を安藤百福さんは起こし、GHQは裁判取り消しの見返りに釈放という取り引きを持ちかけてきています。

 

不当な判決を取り消すための裁判を継続するか、それとも釈放されるか選ぶことになりましたが大阪の家族の生活もあるので裁判を取り下げて釈放されました。

 

安藤百福さんはここで、以前からインスタントラーメンの構想を持っていたので開発に取り組んでいくことになります。日清食品はその後、カップヌードル・などインスタント食品を多く開発して現在に至っている状況です。

 

安藤百福さんはインスタントラーメンの発明者とされています。このインスタントラーメンは、戦後の食糧難を経験した安藤百福さんの想いが原点です。

 

チキンラーメンと命名されますが、5つの要件を満たすものを作り出そうとして出来上がったのがチキンラーメンです。

1.美味しくて飽きがこない

2.保存性

3.調理に手間がかからない

4.安価

5.安全・衛生的である

 

チキンラーメン

そもそもチキンラーメンのチキンはどこから取ったのでしょう?チキンラーメンのスープは、チキンスープが使われています。きっかけは息子さんにあったようです。

 

今鶏肉をスーパーで気軽に買うことができますが、昭和の段階で生きた鶏を自分の手で捌いて食べていました。考えてみると、今何気なく売られている肉・魚などは人間が生きるために殺して食べています。

 

目の前で鶏が殺される様子を見せられたら、トラウマになるでしょう。息子さんもトラウマになってしまったようで、鶏肉が食べられなくなっています。

 

しかし、鶏ガラスープで作ったラーメンは食べていたことからスープは鶏ガラになり、名前も鶏=チキンというように決まったのです。

 

チキンラーメンより以前に天日乾燥による即席麺がありましたが、製造方法が異なっているため同列には扱えません。インスタントラーメンの元祖は、安藤百福さんの日清食品です。

 

では製造方法はどのようなものなのでしょう?この製造方法は「瞬間油熱乾燥法」と呼ばれるものです。ヒントは天ぷらを揚げる工程にあります。

 

水分を含んだ野菜などを油に入れると、油と水が反応して油が飛び跳ねる経験をしたことがあるでしょう。この製造法はこの状況を応用したものです。

 

麺を茹でた状態から揚げることで、中の水分ははじき出されます。そして乾燥状態になるため、長期的に保存可能となったのです。

 

乾燥した麺には水分が抜けた穴が残っており、お湯を注ぐとすぐに食べられるという優れた製法になっています。

 

近年ではノンフライ製法によるインスタント麺も誕生していますが、安藤百福さんのパイオニアとしての地位は不動でしょう。ちなみに開発工程で、安藤百福さんが発明した製法は特許を取得しています。

 

上記のような製法を開発するまでに、安藤百福は幾度となく失敗しています。人は失敗すると心が折れてしまうことが多いですが、戦後の食糧不足を解消したいという想いはそう簡単には折れませんでした。

 

安藤百福さんが作ったものは、誰も作ったことがないものであり全て実行・検討を繰り返して作り上げられています。例えば、ラーメンの麺にスープを染み込ませるにはどうすればよいかと繰り返し試作をしていきますが上手くいきません。

 

この麺にスープを染み込ませるという発想も、ユニークなものです。現在でもカップ麺にはインスタント麺とスープは分かれているものが多くあります。チキンラーメンでは安藤百福によってスープと麺との融合を果たしました。

 

何事も信念を持って進むことが大事だと、安藤百福さんの生き方から伝わってきます。チキンラーメンを発明した安藤百福さんの生き方からは多く学ぶべき点があります。

食足世平

食創為世

美健賢食

食為聖職

この4つの言葉は安藤百福さんが残した言葉であり、現在も日清食品グループに企業理念として残されているのです。それは、安藤百福さんからの意思を今も継承していることの証です。

 

これからも日清食品は美味しいチキンラーメンやカップヌードルのようなインスタントラーメンを作り出していくことでしょう。今後の日清食品にも期待したいですね。

 

また、こういった成功している人のストーリーというのは楽しいですよね。ドラマの中で、どのようにそれらが描かれていくのか。2018年後期のNHKの連続テレビ小説「まんぷく」から目が離せませんね。

 

まんぷくの脚本家

2018年後期のNHK連続テレビ小説「まんぷく」を書く脚本家は、福田靖(ふくだやすし)さんになります。これまでにたくさんの有名作品を描いてきていますので、知っているという人もいるかもしれません。

 

これまで手がけた脚本には、木村拓哉さんが主演でヒロインが松たか子さんだった「HERO」や福山雅治さん主演のドラマ「ガリレオ」、「海猿」シリーズなどみんながみたことのあるような作品がたくさんあります。

 

NHKでは、これも福山雅治さんが主演の大河ドラマ「龍馬伝」の脚本を担当しています。なので、多数の人気脚本を手掛けてあることがわかります。基本的に、ドラマは脚本家の人の力が大きいですからね。

 

2018年後期のNHK朝ドラ「まんぷく」の脚本にあたりモデルがいますが、安藤仁子さんのことを残した本はないので、ほぼオリジナルストーリーで描いていくと話しています。

 

もちろん、取材は多数行っているのと、日清食品を創業した安藤百福さんの書籍は多数残っていますので・・・その辺りを反映させてくれていますよね。

 

立花萬平を演じる長谷川博己さんがヒロイン。そうテレビを見てインターネット上でみんなに言われるくらい、安藤百福さんをモデルにしている立花萬平がストーリーの中心になっています。本当のヒロインは、安藤サクラさんなんですけどね。

 

いずれにしても、福田靖さんはガリレオやHEROといった作品を描いていることからもわかるように、謎解きのような話が得意な脚本を書く人なのだと思います。ちょっとした頭を使う感じのものですね。

 

そんな福田靖さんだからこそ、カップラーメンを作った物語を支える妻を上手に描いてくれるのではないでしょうか。とっても楽しみになりますね。

 

戦後の昭和で、食に困った人がたくさんいたなかでどのように発展しどのようにカップヌードルの誕生があったのかを最終回まで楽しみたいと思います。