ひらり あらすじ,ネタバレ第22週「離婚騒動」

このページは、NHK朝ドラ「ひらり」第22週のあらすじ,ネタバレを会話方式(吹き出し形式)でわかりやすくお伝えしています。

ひらり第21週のあらすじで、小林(橋本潤)との婚約が白紙になったみのり(鍵本景子)を竜太(渡辺いっけい)が抱きしめました。

 

ひらり第22週のあらすじは、ひらり(石田ひかり)が勉強から帰ったところからはじまります。第22週のタイトルは「離婚騒動」です。

ひらり あらすじ,ネタバレ第22週

みのり(鍵本景子)は竜太(渡辺いっけい)に突然抱きしめられ、パニックになったままその場を去りました。

みのり
帰ります。
竜太
大丈夫か?

ひらり(石田ひかり)は、間近に迫っている試験に向けて勉強をしていました。

竜太
直前に新しいことやるのはよくないから、明日は復習にしよう。よく追い込みかけたな。
ひらり
ねえ、結構自信ついた。20歳になって、また受験するなんて思ってなかったよ。
竜太
これなら、少なくても滑り止めの方は受かるよ。受かんなきゃ、梅若部屋を追い出されるもんな。
ひらり
そりゃそうだよ。栄養士を雇うって梅若部屋で働かせてもらってるんだから。

その後に、竜太(渡辺いっけい)が唐突に言いました。

竜太
みのりちゃん、白紙に戻したんだってね。
ひらり
誰から聞いたの?
竜太
さっき、みのりちゃん本人から。俺、小林と話してちゃんと付き合うつもりだから。
ひらり
ウソ!
竜太
責任感じてるっていうか、みのりちゃんと本気で付き合いたいから。
ひらり
付き合おうって、お姉ちゃんに言ったの?
竜太
言ったけど、順序を間違ってるって思ってる。小林と冷静に話して、それから言うべきだったんだよな。
ひらり
お姉ちゃんは、なんて?
竜太
何も言わなかった。けど、付き合うことになると思う。
ひらり
カッコ悪いよ。竜太先生。白紙に戻ったとたんに、よくお姉ちゃんに戻れるね。小林先生友達なのに。横からもっていくんだ。小林先生の方がよっぽど信じられるよ。押して、押して、ダメならかめへんって。

お姉ちゃんも竜太先生も、小林先生を利用してまた2人でくっついただけじゃない。そんなの卑怯だよ。かっこつけの江戸前より、浪花節の方がずっと上だよ。

竜太
ほんとだよな。ひらりちゃんの言う通りだ。みっともないことやったって思ってる。ただ、今回、みのりちゃんに言った言葉には責任もつよ。
ひらり
どうぞ。友達より女の方とる奴、大嫌い。
竜太
小林ともちゃんと話す。
ひらり
長らくありがとうございました。信用できない人から勉強を教わりたくありません。

家に帰ったひらりは、すぐに寝ようとしていましたが、みのり(鍵本景子)に呼び止められます。

みのり
ひらりちょっと話があるの。何か突然のことがあって。
ひらり
聞いた。私にそれを聞いてどうしたいわけ?小林先生に謝ってくれっていうの?
みのり
私、竜太先生と付き合うって決めたわけじゃないの。返事もしてないの。
ひらり
付き合うのは、本人たちで勝手にすればいい。でも、小林先生はすごく傷つくよ。自分さえ幸せになればそれでいいってわけ?恥ずかしいと思わないの?
みのり
私も突然、竜太先生に抱きしめられて、頭がパニックになったの。
ひらり
抱きしめ・・・

ひらりはショックを受けました。明日には、滑り止めの栄養士専門学校の試験日でした。そんな中、声が聞こえてきました。

洋一
俺たち、もうダメかもしれないな。
ゆき子
当然よね、秘密でマンションを借りてる妻を信用なんて出来ないわ。あなたに、何も悪いことはないんだから、私は言うことに従います。本当にごめんなさい。
洋一
とにかく、ひらりの試験が終わるまでは内緒にしておこう。
ゆき子
はい。
洋一
妻としては何も期待しないけど、母親として最低限の気づかいをいただきたい。離婚は、それから考えよう。

ひらりは、両親が離婚の話をしていることに震えを感じていました。

 

洋一がゆき子の秘密のマンションに気づいたのは、ゆき子がマンションを引き払うことを決めた直後でした。

ゆき子は、質屋の仕事をするようになって日常がすごく充実するようになっていました。そのため、マンションを引き払うことを決めたのです。

 

風邪を引いた洋一は、早退して薬をもらった後にゆき子を見かけました。後をついていくと、ゆき子がマンションに入っていったのでした。

そして、洋一はゆき子にマンションを借りた理由を聞いても、納得のいくものではありませんでした。浮気をしているわけでもない。

 

ただ、2時間程度青春ポップスを聞くことのためにマンションを借りることに理解ができなかったのです。それと同時に、許せなかったのです。

ひらりは、栄養士の専門学校を受験する日になりました。しかし、両親の離婚のことで試験に集中できません。そして、ひらりは受験に失敗しました。

ひらり
ごめん、落ちた。

結果を待っていた、ゆき子と小三郎にひらりは明るく振舞いました。

ひらり
いいの、いいの。滑り止めなんて、落ちていいの。本命頑張るからさ。

しかし、本命の学校は自分の学力以上であることを知っていました。

竜太
なんで落ちたんだろうな。名前ちゃんと書いたか?
ひらり
書いたよ。私って、稽古場大関なのよ。稽古場で大関のような力を発揮するのに、本場所ではからっきし。
竜太
そんなこと言うなよ。

ひらりは、両親の離婚について打ち明けたかったが、竜太はみのりを抱きしめたことから打ち明けるのを我慢しました。

しかし、ひらりにとって一人で抱えるには重すぎる出来事でした。そのため、小三郎を蔵に引っ張って話をしました。

ひらり
私、あさっての第一志望にどうしても合格しなきゃいけないの。それで、一人で抱えてたらまた試験に失敗しちゃうから。お祖父ちゃんにだけ話すね。お父さんとお母さん、離婚する話がでてるの。
小三郎
え?
ひらり
お母さんが秘密でマンション借りてるのバレちゃったの。それで、お父さんもうお母さんを信じれないって。私の試験が終わるまでは黙っていようって話してるの聞いちゃったの。私ね、それでどうしても集中できなかったの。
小三郎
わかった。俺に任せろ。ちゃんと試験に集中しろな。

小三郎の言葉に、ひらりはほっとしました。

 

小三郎は、ひらりがいない時にその話を切り出しました。

小三郎
お前たち離婚の話がでているそうだな。ひらりに聞いた。
洋一
えっ?
小三郎
偶然聞いたそうだ。ゆき子さんが内緒でマンションを借りてたことも。
みのり
マンション?なにそれ。
ゆき子
一人になる時間が欲しくて、半年前から借りてたの。
みのり
半年も?
小三郎
この話をすることをひらりは知らん。受験生に余計な心配をかけたくないからな。
ゆき子
お義父さんすみません。おっしゃる通り離婚の話がでています。
みのり
え?
ゆき子
全部お母さんが悪いの。あなた、しばらく別居しましょうか。無理しているのみるの辛いの。私、それだけのことしたんだし。
洋一
そうしよう。僕もそうしたい。

こんな時だけ、夫婦の意見は一致しました。

 

別居のことは、ひらりの試験が終わるまでの間は内緒にしていました。しかし、金太郎(花沢徳衛)には話を通す必要がありました。

そのため、ひらりが受験に出かけた後で、藪沢家の面々で深川家を訪れました。

金太郎
この度の不祥事、すべて娘・ゆき子が原因です。申し訳ありませんでした。

金太郎は、小三郎に両手をつき頭を下げました。

金太郎
ゆき子にも言い分はありましょうが、娘は根本的に間違ってます。女房は、いつだって亭主の味方じゃなきゃいけないんです。ゆき子は亭主をバカにする行動をとりました。こんな娘を女房として差し出したこと、親として最大の汚点です。
洋一
いえ、僕も長い年月をかけてゆき子を追い詰めてきたのだと思います。それが爆発してマンションを借りてしまって。
金太郎
そんなのは理由になりません。藪沢さん、離婚したいならいつでも離婚してください。ゆき子には生活力ありませんから、そんなこと知ったことじゃありません。亭主をないがしろにする女房には、目に物をみせてやればいいんです。

金太郎は、再び小三郎に深く頭を下げました。

 

深川家から帰ってきたゆき子は、さっそく別居の準備をはじめました。金太郎にあそこまで言わせてしまったので、ここにいるわけにもいきません。そこに、明子(池内淳子)が訪ねてきました。

梅若明子
私が力づくでも解約させればよかった。
ゆき子
いえ、女将さんは何回も言いました。さっさと引き払えって。
梅若明子
なんとか元サヤに収まる方法を考えないともったいないわね。せっかく出会って、これからまた2人きりになれるのに。

そこに、受験を終えたひらりが帰ってきました。

ゆき子
試験どうだった?
ひらり
難しかった。でも、この前よりは集中できたかな。お母さん、どこか行くの?
ゆき子
今まで黙ってたけど、お母さん別居するの。実はね・・・
ひらり
マンションのことなら立ち聞きした。離婚のことも。けど、もう別居まで進んでるの?
ゆき子
すぐに離婚ってことじゃないの。頭冷やす期間をおきたくて。
ひらり
お母さんどこ住むの?
ゆき子
マンション。笑っちゃうよね。
ひらり
女将さん、姉のことでごたごたしてるのに、両親のことまでこんなになってしまってすみません。

ひらりの気づかいに、明子はゆき子に言いました。

梅若明子
こんなにしっかりした娘さんを育てたのは、あなたと洋一さんよ。離婚なんて絶対しちゃダメよ。
ゆき子
ええ。

ゆき子の声は消え入るようなものでした。

 

そこに梅響(松田勝)が駆け込んできました。

梅響
大変です。おじいちゃんが足場から転落しました。診療所の近くの現場だったから、今運んだところです。
梅若明子
具合はどうなの?
梅響
意識不明です。

ひらりとゆき子がしゃがみこむところを明子が咤激励します。

梅若明子
しっかりしなさい。人はそんなに簡単に死ぬもんじゃないんだから。急いで。
ひらり
はい。

診療所に行くと、銀次(石倉三郎)が座っていました。

ひらり
どう?おじいちゃん?

銀次は、クビを横にふりました。

梅若明子
バカ、大丈夫よ。

そして、救急車の音が聞こえてきました。小林が診察室からでてきます。

小林
応急処置はしましたが、大学病院で精密検査を行います。

救急隊員に運ばれていく金太郎を見て、みのりは小三郎に手をついて謝罪していた姿を思い出し、不吉な予感がしました。

大学病院に付き添った銀次(石倉三郎)とゆき子(伊東ゆかり)の連絡がなかなかありませんでした。

みのり
連絡ないね。
ひらり
連絡ないってことは、軽いってことだよ。重かったら、家族は呼び出されるもん。ねえ。
小三郎
そうだな。
みのり
大手術になって、時間がかかってるんじゃないよね。
ひらり
銀ちゃんも電話の一本ぐらいできるだろうに。
みのり
銀ちゃんはダメだわ。さっきも芳美に抱えられてわなわなしてたんだから。

そこに、銀次がやってきました。ひらり(石田ひかり)が駆けつけると、銀次はボロボロと泣いていました。

銀次
父ちゃんが・・・父ちゃんが・・・
洋一
銀次くん、それは・・・
銀次
いえいえ。命に別状はありません・・・けど、一生立てねえ体に

みんなは言葉を失っている銀次を見つめました。

銀次
俺が父ちゃん、また一緒に仕事しようなって言ったら、頭はお前に譲るよなんて言いやがって。大変あつかましい話ですが、今晩、姉を付き添わせてもらっていいでしょうが。立場が立場なので言えた義理ではないのですが・・・
小三郎
当然だよ。
洋一
入院が長引くようなら、みんなも協力しますから。
銀次
ありがとうございます。
ひらり
私、今から病院に行ってくる。
みのり
私も。

結局、銀次、ゆき子、ひらり、みのりで病院に行くことになりました。病院のベッドで寝ていた金太郎(花沢徳衛)の意識は、はっきりしていました。

金太郎
明日仕事だろ?帰んな。
ゆき子
今夜は、私がずっと側にいるから。
金太郎
銀次、必ず治してお前の子供に仕事ぶり見せるからな。
銀次
父ちゃん
金太郎
先生、俺あ一生歩けないなんてことはねえでしょうな。
小林
歩けますよ。
ひらり
そうよ。おじいちゃんは、歳だから時間かかるけどさ、銀ちゃんの子供に仕事ぶり見せられるよ。
金太郎
ありがてえな。子どもが歩けるようになるのと、俺が歩けるようになるので競争だ。なあ、先生
小林
病人が疲れますので、そろそろ・・・

そういって、みんなで金太郎の部屋をでました。

小林
銀次はん。はよ結婚した方が良いのとちゃいますか?
銀次
考えさせられるよな。一人で何不自由ないけど、親不孝だもんな。
ゆき子
それは、私だってそうよ。今更こんなことになって。
小林
そう湿っぽくならないでくださいよ。
銀次
父ちゃんがそういう歳だってのはわかっているんだけど、いつまでも元気でいそうだからよ。親不孝してしまって。
小林
はよ結婚しなはれ。こっちの身がもたねえよ。

銀次は、小林のことをにらみました。

銀次
なんで先生の身が持たねえんだよ。

そこに、竜太(渡辺いっけい)が走ってやってきました。

竜太
すみませんでした。今日は、教授と一日でかけていましたもので。

小林は到着するなり、竜太を呼んで廊下の端でヒソヒソ話をしました。ひらり達は、その様子を不安そうに見ていました。

実は、金太郎が一生立てないっていうのはウソでした。金太郎がなかなか結婚しない銀次を結婚させるため、小林を巻き込んで芝居したのです。

 

そして、ついでにゆき子の離婚も思いとどまるように欲張っていました。小林は、金太郎の願いをのんで芝居に付き合っていたが、竜太の顔を見てすぐに話してしまいます。

金太郎の本当の病状は、軽い怪我だったことから1日で退院することになります。しかし、銀次は逆にとりました。小林先生が何を聞いてもあいまいなことしか言ってくれないからです。

銀次
先生、父ちゃんは眠っていますから本当のこと言ってください。先がねえから、自分ちでって言ったんでしょ?先生、親父は一番組の頭です。死ぬ時も粋に天国に行かせてやりてえんです。
ひらり
先生、なんでも話してください。おじいちゃんに一番いい方法をみんなで、話し合って決めますから。

遂に、小林が我慢できなくなって本当のことを打ち明けます。

小林
わかりました。ほな、全部言わせてもらいます。実は病状のことで、誰にもお話できんかったことがありまして・・・

その時、小三郎(島田正吾)がやってきました。金太郎がいよいよ亡くなるかもしれないと思って、急いでかけつけたのです。

小三郎
すまんが、こいつと2人にしてくれ。

ひらりたちが席を外しかけた時、金太郎が目を明けて言います。

金太郎
芳美ちゃん、あんたにも聞いて欲しい。ねえ、小林先生。

金太郎、芳美、小三郎、小林の4人になった瞬間、小林は手をついて謝ります。

小林
えろうすみません。

小林は、これまでの経緯を全部話しました。そのことに、小三郎は言います。

小三郎
金太郎、お前にしちゃあ、いい出来だ。
金太郎
しかし、小三郎。お前、いいところで入ってきてくれたよ。先生がもう少しでみんなに言うところだったんだ。
小林
すみません。身が持ちまへんわ。
金太郎
ついでに、ゆき子の離婚問題にも利用する。一度の怪我で、2度おいしいってやつよ。
小三郎
いいねえ。人生は長い気するに限る。面白くなってきた。
金太郎
小三郎、しばらく大芝居するから笑わすんじゃねえぞ。
小三郎
ガッテン。

2人の息は、初めてぴったり合いました。

 

ひらりの栄養士の専門学校の合格発表が明日になりました。ひらりは、不合格になっても金太郎には合格するということを決めていました。

小三郎
後で落ちたってわかると困るだろう?
ひらり
その時は、その時よ。お姉ちゃんもさ、お腹に赤ちゃんできたとかって言って、喜ばしちゃおうよ。
みのり
いやよ。
ひらり
そっか。どっちの子か混乱するね。

そんなことを言いながら、ひらりは合格発表を待ちました。そして、結果・・・

ひらり
受かった。合格した。

ひらりは、本当に合格したのです。深川家に行って報告をすると、誰も信じていませんでした。

竜太
それはよかった。ひらりちゃん。
ゆき子
おじいちゃん。ひらりが第一志望に合格しましたよ。

わざとらしい喜び方に、ひらりは入学案内をつきつけました。

ひらり
本当に合格したんだってば。
竜太
良かった。よくやった。

竜太は、ひらりを抱きしめました。小林もゆき子も銀次も芳美(吉宮君子)も大喜びです。銀次と芳美は抱き合って喜びます。

その光景を見て、金太郎はいつまで自分はこの状態でいなければいけないのか不安になりました。ひらり第22週のネタバレ,あらすじはここまで。ひらり第23週のネタバレ,あらすじにつづく



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