ひらり あらすじ,ネタバレ第23週「ファイナルアンサー」

このページは、NHK朝ドラ「ひらり」第23週のネタバレ,あらすじを会話方式(吹き出し形式)でわかりやすくお伝えしています。

ひらり第22週のあらすじで、金太郎(花沢徳衛)が足場から落ちて、大けがをして大学病院に運ばれました。しかし本当は軽傷で、銀次(石倉三郎)を結婚させるための芝居でした。

 

ひらり第23週のあらすじは、ひらり(石田ひかり)が本命の試験に合格したあとからはじまります。第23週のタイトルは「ファイナルアンサー」です。

ひらり あらすじ,ネタバレ第23週

ひらり(石田ひかり)が合格したことで、藪沢家ではささやかなお祝いが行われました。ゆき子(伊東ゆかり)と洋一(伊武雅刀)は一時休戦してお祝いをします。

そこに、明子(池内淳子)や銀次(石倉三郎)も来ていました。そして、竜太(渡辺いっけい)が花束をもって現れました。

竜太
よくやったな。
ひらり
ありがとう。竜太先生のおかげです。
竜太
そんあんい正面からお礼いうなよ。花束もってきただけでも照れるのに。
小三郎
竜太先生、今日の合格は間違いなくあなたとひらりで勝ち取ったものですよ。

そして、明子は洋一とゆき子に言います。

梅若明子
改めてお願いします。娘さんを栄養士見習いとして、梅若部屋でお預かり申し上げます。

ひらりの思いがけない合格の後は、銀次です。小三郎が金太郎の事情を明子に話しました。

梅若明子
私が一気に決めてきます。金太郎さんのこといつまでも、神棚に寝させとけませんから。

ゆき子と洋一は、ひらりの合格祝いが終わった後に再び冷たい空気が流れていました。

ゆき子
あなた、ブランデーでもお持ちしましょうか?
洋一
お気遣いなく。

その様子をひらりたちはじっと見ていました。そこに、金太郎がやってきました。

金太郎
ごめんよ。

玄関にでた、ひらりは驚きます。

ひらり
おじいちゃん、歩けるの?
金太郎
おおよ。みなさん、43年間お待たせいたしました。愚息・銀次が芳美ちゃんと結婚します。

ひらりたちは、歓声をあげました。明子は、芳美にお見合いをするという作戦をつかいました。銀次は、いつものように突き放します。

銀次
どうぞお見合いしてください。

しかし、いつもと違って銀次は強がっていました。泣きながらでていった芳美を追いかけてプロポーズしたのです。

藪沢家はあっという間に銀次と芳美の婚約パーティーの場に変わっていました。みんなが喜び合います。そんな中、小三郎は金太郎に注文をつけました。

小三郎
ちょっと、治りが早すぎるんじゃないか。ゆき子さんの別居問題も利用するって言っただろ。
金太郎
そっちは、手前で考えろ。こっちは、いつまでも寝てられねえんだよ。

金太郎は、そう答えました。

 

翌朝、ゆき子は洋一に言います。

ゆき子
わたし、今日ここをでますから。父の怪我もなおったし。
洋一
そう。
ゆき子
いろいろごめんなさいね。申し訳ないと思います。

止めてくれるかもと思っていたゆき子の期待は見事に裏切られました。

ひらり
もう一度、話し合ってみたら?お母さん、別居したらおしまいよ。冷却期間なんていっても、元には戻れないよ。
ゆき子
しょうがないわ。それだけのことをお母さんやったんだから。
小三郎
ゆき子さん。本当に出ていった方が気持ちが楽なのか?
ゆき子
いえ。
小三郎
そうなら、僕に任せてくれないか。質屋のことで、今でていかれては困ると言うから。
ひらり
おじいちゃん。そうしてよ。
小三郎
洋一だって、でていって欲しいとは思ってないよ。ただ、男にはメンツってやつがあってね。最終的には2人で決めるしかないけど、今は時間を稼がせてくれ。
ひらり
よし。決まり。

そうはいったものの小三郎には策はありませんでした。そのため、金太郎のところにいきました。

小三郎
おい。金太郎。早く治られたら困るんだよ。ゆき子の問題にも役立てるっていったじゃないか。
金太郎
おい。小三郎。人の怪我ばっかり頼ってないで、今度は自分で転んでみたらどうだ。
小三郎
次々に、じいさんが転んでも誰も心配しないよ。頭の悪いやつだな。小学校からなにも進歩してない。
金太郎
てめえ。自分が頭いいってなら、なんか別の手を考えろ。

一方、ゆき子がでていかなかったことに洋一は何もいいませんでした。そんなタイミングで、洋一は出向で関連会社に行くことになりました。

ひらりは、これをきっかけにうまくいくかもしれないと思っていましたがそうはなりませんでした。そのため、ひらりは洋一をどじょう屋に呼び出しました。

ひらり
わたしが何をこんなところに呼び出したのかわかる?
洋一
いや
ひらり
お母さんと別れてほしくないの。お母さんも別れたくないんだよ。
洋一
生活できないからな。
ひらり
お父さん。冷たい。
洋一
裏切られた方の気にもなってみろ。
ひらり
お母さんね、裏切る気なんてなかったの。私ね、しゃべってよくわかったの。お母さん、私たちに手がかからなくなって窓際のサラリーマンみたいだったんだと思う。やることなくて、何も期待されなくて。返り咲きを狙って、話かけても満足に返事もくれない。
洋一
その通り、僕もやられましたからね。
ひらり
お母さんも同じよ。もう一度、花咲かせたいてって思ったのよ。このまま埋もれていくのは嫌だって。窓際サラリーマンと同じで。
洋一
そのようですね。
ひらり
だったらわかってあげてよ。お父さんだって、出向が決まって顔色かわってきたもん。
洋一
仕事とマンションを一緒にされても・・・。
ひらり
同じよ。女にとって、結婚と恋愛はおもちゃなの。だから、もっとドキドキするマンションを借りた。男にとっては、仕事はおもちゃ。もっといい仕事をしたいって思うでしょ。どこの家でもそうで、ちゃんと腹割って話しあってよ。
洋一
お前、しっかりしてきたな。
ひらり
親が苦労かけるもん。私、お父さんは別れられないと思う。

ひらりは自信満々に言いました。

 

銀次(石倉三郎)と芳美(吉宮君子)が婚約、ひらり(石田ひかり)が栄養士の専門学校に合格と立て続けに良いことがある中、みのり(鍵本景子)だけが取り残された気分になっていました。

芳美もひらりも自分でつかみ取った幸せです。それに比べて、自分の中途半端な状況に嫌気がさしていたのです。

 

ゆき子(伊東ゆかり)と自分は似てる。みのりは、このままでは誰と結婚しても、ゆき子と同じ道をたどると不安になっていました。

竜太(渡辺いっけい)に抱きしめられて、付き合って欲しいと言われたが、誰とも付き合いたくない。そう思っていました。

梅若明子
竜太先生も小林先生も気軽に会ってみて、結論をだせばいいじゃないの。2人もみのりちゃんが決めることってわかっているわよ。

明子(池内淳子)はそういうが、みのりの性格ではそれができない。本人が一番、それをわかっていました。

竜太と小林(橋本潤)は、殴り合いの喧嘩をしました。そして、お互いがお互いのやり方でみのりを振り向かせる。選ぶのは、みのりという状況でした。

 

竜太は、以前とは変わっていました。みのりが電話にでなかったらあちこちに電話して、デートに誘います。それでも、いなかったら直接会いに行きました。

会話も、みのりが好きそうなものを探して、話しかけます。しかし、2人の会話は盛り上がりません。

竜太
みのりちゃん、何が好き?二人で好きなことやろうか?
みのり
よくわからなくなった。何が好きなのか。

竜太は、みのりと会っていたら疲れることが多かった。

 

一方、小林もみのりと待ちぶせしました。

小林
どないしてん?元気ないなあ。
みのり
どつぼにはまってしもて。もう、いろんなことがどうでもよくなって。
小林
そういうことあるよな。ええやん。ずっと、はまっとったら。はまった時は、飛び出そうなんて考えたらあかん。じっとはまっとったらええねん。一生はまってるわけないんやから。俺はいつでも結婚する。待っとるから。
みのり
でも私、結婚したいのか何がしたいのかわからんなってしもた。ごめんね。

そう言われても、小林はめげませんでした。

 

みのりは、考えた上でまだ2人とも付き合うのはやめておくと考えていました。そして、わざわざ2人がいる日を選んで診療所に行きました。

みのり
今まで、本当にわがままばかり言ってすみませんでした。わたしがグズグズして、どれだけ迷惑かけたかわかってます。私、お二人と別れるのがいいってわかりました。頭の中、ぐちゃぐちゃで、どう生きればいいかわからなくなっているの。
小林
かめへん言うてるのに。一緒にどつぼはまるで。
竜太
いい方法を一緒に考えよって言ったよな。
みのり
はい。
小林
今、二人と別れるんは反対や。安藤なら安藤でもええ。一人になったら寂しくなって、ますますドツボはまるだけやで。
みのり
私、これ以上迷惑かけるのいやなの。
竜太
口ではそういってるけど、そう思ってないように聞こえる。
みのり
やめて。そういう言い方しないで

みのりが大きな声をだしたので、竜太と小林は驚きました。

みのり
竜太先生に見透かされると、もっとわからなくなるのよ。

そういって、みのりは泣き出しました。みのりが泣いている間、小林と竜太は言い争いました。2人で考えなければ進歩しないという竜太。

だまって受け止めてあげることが大切だという小林。また殴り合いになるような、そんな言い争いになってきたので、みのりが泣きながら止めます。

みのり
2人ともごめんね。私なんかのために大声ださせて。

竜太に向かって、みのりは言いました。

みのり
竜太先生、大好きでした。あなたの愛し方は、ひらりならいいけど私みたいな弱虫にはついていけません。
竜太
わかった。
みのり
小林先生、初めて私あなたのことが好きだってわかりました。でも、私かくしてきたことがあります。

そういってこれまで、みのりが竜太のことをずっと好きだったことを打ち明けました。小林のプロポーズ受けた後も、竜太のことが好きだったことも言います。

みのり
お二人に付き合おうって言われたことは、一生忘れません。

そういって、みのりは逃げるようにその場を去りました。

 

家に戻ったみのりを小林は先回りして待っていました。

小林
ちゃんと帰ってきたか。隅田川に身を投げるんやないか思って心配したわ。安心した。ほな。

そういって、小林はいなくなりました。

 

みのりから別れを告げられた竜太は、ひらりに会いに梅若部屋に行きました。

竜太
よお。
ひらり
なんだい。もっと威勢よく言えないのかい?どうしたの急に?
竜太
ひらりちゃんに急に会いたくなった。
ひらり
お姉ちゃんに告白する前に言ってほしかったね。
竜太
フラれたよ。
ひらり
ウソ
竜太
ほんとう。俺のやり方は、弱い女にはダメだって。
ひらり
お姉ちゃん、小林先生と結婚するの?
竜太
いや、みのりちゃん。小林に本気になったとたん、ぶった切ったよ。
ひらり
竜太先生いいの?
竜太
俺、みのりちゃんになんで付き合おうって言ったのかだんだんわからなくなってきた。一度は、押しかけ女房に感動して。二度目は・・・よくわからん。
ひらり
わからんって。
竜太
小林と別れたって聞いて、夢中で抱きしめてた。好きだと思った。けど、会うたびに疲れた。あとは、言ったことに対する責任感のような。

「ぱっしーん」ひらりが竜太をビンタする音が響きわたりました。

ひらり
最低。お姉ちゃんのことを不幸にしたの竜太先生よ。竜太先生みたいなのが一番女を傷つけるのよ。

ひらりは、怒ったまま家に帰りました。部屋では、みのりがボーっとしていました。

ひらり
聞いた。2人と別れたんだって。
みのり
散々、ふりまわしてごめんね。どっちか一人だけに好かれたらうまくやれたと思うの。2人に同時に好かれるなんてこと25年間なかったから。結局、3人を傷つけてしまった。
ひらり
3人?
みのり
ひらりも
ひらり
本当に2人と別れるの?
みのり
もう別れた。新しい職場探すわ。
ひらり
お姉ちゃん、小林先生に本気になったんじゃないの?
みのり
終わったって言ってるでしょ。
ひらり
小林先生がそんなに簡単に終わる人だと思う?このままでいいの?幸せなくすよ。
みのり
いい。今の私は幸せになる資格ないもの。だから転職して、自分を磨くの。
ひらり
絶対内緒だけど、おじいちゃん来年から1年間ロンドンに行くの。自分がいなくなれば、お店はお母さんが頑張るしかない。洋一と仲良くしてくれなきゃ、ロンドンに安心していけないって言うみたい。

小三郎(島田正吾)は、ゆき子(伊東ゆかり)の別居対策をひらりと金太郎(花沢徳衛)だけに教えてくれていました。

みのり
75歳でロンドン・・・
ひらり
お姉ちゃんも小林先生が好きなら、好きって言った方がいいよ。75歳でロンドンに行く人がいるのに、正直に生きなかったら恥ずかしいよ。竜太先生と2人つきあってみて、やっぱり小林先生が好きってわかったんでしょ。

みのりは、うなずきました。

ひらり
だったら、今から小林先生のアパートに行っておいで。
みのり
言えないよ。そんなコロコロかわって。
ひらり
自分で自分を幸せにするなら、行動おこすしかないよ。
みのり
できない。

どうしても動けないみのりでしたが、ひらりの言葉に心を揺さぶられました。

 

翌日、みのりは職場で恵子(井上明美)に言いました。

みのり
私、恥かいてみようかな。芳美が幸せつかんだり、ひらりがもてる理由わかった。相手に恥かかせないで、自分が恥かくからよ。
恵子
あんた、今度は恥かいて体当たりしようなんて思ってないよね。一人にしないでよ。

恵子(井上明美)の願いとは裏腹に、みのりは体当たりしました。みのりは両国診療所に行きました。

小林
みのりはん。
みのり
小林先生、私のことお嫁さんにしてください。一番好きで、一番大切だってわかりました。お返事は、何ねん先でもかまいません。今度は私が待ちます。
小林
返事は今する。嫌や。

みのりは、予想していましたがショックを受けます。

小林
プロポーズは、俺がしたいねん。みのりはん、今度こそ俺の嫁さんになってください。一生大事にします。
みのり
はい。

みのりは、ためらうことなく小林の胸に飛び込みました。ひらり第23週のネタバレ,あらすじはここまで。ひらり第24週のネタバレ,あらすじにつづく



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