ひらり あらすじ,ネタバレ最終週/第26週「青空」

このページは、NHK朝ドラ「ひらり」最終週/第26週のネタバレ,あらすじを会話方式(吹き出し形式)でわかりやすくお伝えしています。

ひらり第25週のあらすじで、ゆき子(伊東ゆかり)と洋一(伊武雅刀)は別居をしますが、お互い不便だなと感じました。

 

ひらり最終週/第26週のあらすじは、ひらり(石田ひかり)がゆき子(伊東ゆかり)の家に行くところからはじまります。最終週のタイトルは「青空」です。

ひらり あらすじ,ネタバレ最終週

ひらりは、明子(池内淳子)に頼まれて、ゆき子(伊東ゆかり)のマンションにお寿司の差し入れをしました。

ゆき子
一食浮いたわ。なんてね。
ひらり
生活大変なの?
ゆき子
今はなんとかね。けど、先々のこと考えるとどうしてもね。お母さん、地方からでてきたOLや学生の気持ちわかった。
ひらり
そろそろ戻っておいでよ。
ゆき子
この生活もいいのよ。質屋のほかに、藪沢家に通いのお手伝いさんやるから給料25万くれないかな。それなら、お母さん今のままがいい。
ひらり
お父さんに会いたくないの?
ゆき子
それはないわね。向こうも一緒だと思うけど。
ひらり
今のままじゃ、お互い不便でしょ。この前、お父さん夫婦同伴のパーティー出られなかったのよ。
ゆき子
同伴いくらって決めてから別居すればよかった。
ひらり
お母さん、お金のことばっかり言ってる。品がなくなった。

ゆき子は返す言葉がありませんでした。いつも頭の中は、やりくりのことでいっぱいだったからです。

ひらり
家に帰れば、便利なお父さんがいるのよ。お金のことばっかり言ってるより、嫌いじゃない夫と生活する方がマシだと思うけどな。

ひらりは、ゆき子も洋一もお互いもとに戻りたい。しかし、きっかけがない。時間がたたないうちになんとかしないと・・・ひらりはそう考えていました。

ひらりは、みのり(鍵本景子)に手伝ってもらうことにしました。みのりのウエディングドレスの仮縫いの場で、会わせようと考えたのです。

ひらり
お父さん、お姉ちゃんのドレスの仮縫いの日にお母さんどうしてもこれなくなったの。お父さん一緒に来て。
洋一
娘のドレスの仮縫いより大事な予定っていったいなんなんだ。

洋一は、怒ってひらりについてきました。

ひらり
あれ?お母さんこれないんじゃなかったの?
みのり
お父さん、来てくれたんだ。

姉妹の阿吽の呼吸でした。嬉しそうにしているみのりを見て、洋一も帰るわけにはいきません。

ゆき子
あなた、元気そうね。
洋一
君も。

そして、みのりがウエディングドレスを着て現れました。

ひらり
お姉ちゃん、すごくキレイ。なんかもったいないな。人にあげるの。

みのりは、ゆき子と洋一の方に向き直りました。

みのり
お父さん、お母さんごめんね。今日は、会わせたの。でも、よかった。結婚式の当日バラバラの家からくると、ちゃんと挨拶できなかったらいけないから。
洋一
やめてくれよ。
みのり
2人が戻ったら、これは練習だと思うから。お父さん、お母さん、長い間お世話になりました。私は、二人に育ててもらったからここまでいい子になれたんだと思います。これからは、小林先生といい家庭を作ります。ありがとうございました。

ひらりは、思わず泣いてしまいます。洋一とゆき子も泣きそうになっていました。

 

ゆき子のマンションに洋一が訪れたのは、その日の夜でした。

洋一
今日のみのりには、まいったよな。
ゆき子
もう花嫁になるような子どもを育てたんだね。私たち。
洋一
君がでていってから考えたよ。僕は、26年間ずっと君を置いてたんだよ。君は、親と暮らしてたより僕と暮らしてからの方が長い。
ゆき子
そうね。
洋一
どうりで不便なわけだ。君がいなくなったら。
ゆき子
私も不便だった。
洋一
お金か?
ゆき子
そう。こんなにもお金ってないものかって思った。
洋一
戻ってこいよ。
ゆき子
戻っていい?
洋一
頼む。

翌日、ゆき子はマンションを引き払って藪沢家の朝に帰ってきました。26年間一緒に暮らした情が2人の間にはあったのです。

 

ひらりと小林、みのりはどじょう屋で竜太の送別会をしました。

竜太
短かったなあ。

竜太は、そうため息をつきました。

ひらり
私、竜太先生のこと最初は嫌いだった。
みのり
そうそう。いつも便所サンダル履いてたから、あだ名は便所サンダルだったのよ。

竜太は、それを聞いて笑います。

ひらり
お姉ちゃん、最初そんなこと言ってたくせに内心は好きで悩みまくってたんだから。
みのり
そうなの。わたし、竜太先生のこと好きになって良かった。私、いつも自分を枠に入れてた。恋が下手で地味で取り柄がなくて。誰かに言われたんじゃなくて、自分で決めてたの。けど、竜太先生のこと好きになって押しかけ女房やって、フラれて枠が外れて楽になった。

小林は、みのりの話を聞いてしょんぼりしていました。それに気づいたみのりは、小林の手を強く握りました。小林は、みのりが手を握ってくれたことでにっこりと笑いました。

ひらり
私、必ず竜太先生と結婚する。
竜太
バカヤロー、勝手に決めるな。
ひらり
こうやって口にだしておけば、他の女が手を出さないでしょ。みなさ~ん。竜太先生は、藪沢ひらりと結婚します。

ひらりは、店中に聞こえるように大きな声で言います。

竜太
おい。やめろ。

そういって、竜太は笑いました。

竜太
俺、この町でるの怖いよ。あったかい人ばっかりに出会えて。大学病院に戻ってきたら、跡形もなくなってそうで怖い。
ひらり
大丈夫。みんな両国5丁目で竜太先生が遊びにくるの待ってるから。これからもっと江戸っ子がのさばってるよ。

送別会が終わった後、竜太はひらりを呼び寄せていいました。

竜太
ひらりちゃん、俺大学病院に戻るまでもう会えないから。
ひらり
なんで?
竜太
いろいろやることがあってよ。
ひらり
1回、2回ぐらいできるでしょ。ごはん。
竜太
今、他のこと考えられないだ。ごめん
ひらり
あっそ。じゃあ、結構よ。

ひらりは、竜太に恋人がいると感じました。

 

小三郎(島田正吾)がロンドンに行く日がやってきました。ダンディーなスーツをまとい軽やかな姿で、ロンドンに行きました。

小三郎がいなくなって、寂しくなったのは金太郎(花沢徳衛)です。狸の置物と喧嘩して、銀次と芳美(吉宮君子)が心配します。

 

そんな金太郎の寂しさを救ったのは、小林でした。

小林
金太郎はんは、江戸の文化を表現されてる。これで、西の文化も研究したら小三郎はんに勝ちまっせ。

金太郎は、小三郎に勝つと言われてご満悦です。小林と一緒に、てっちりを食べて有馬温泉に2泊3日で関西の文化を体験しました。

ひらりが竜太と会ったのは、竜太が大学病院に行く1日前でした。ひらりは、竜太に呼び出されて「すみ多」に行きました。

 

ひらりが「すみ多」に行くと大量の書類とフロッピーディスクを渡されます。

竜太
フロッピーは、梅若部屋の全力士の先場所までの勝敗と決まり手、部屋別のライバル力士との勝敗、決まり手をまとめてる。

書類の方には、梅若部屋全員の身体データが一目でまとめられていました。

ひらり
竜太先生ごめん。これ作るのに忙しいと思わなかった。私、恋人がいるのかと思った。ありがとう。大事にする。

ひらりは、そういって涙ぐみました。

竜太
お礼を言うのは、俺の方だよ。ひらりちゃんのおかげで、東京下町のよさに気づけたし、相撲の面白さにも気づけた。
ひらり
それ私の方だよ。相撲が好きでびんづけ油のにおいが好きって騒いでたころはそれだけだったの。でも、竜太先生に力士の体の講義を受けてよくわかった。あの体をつくるのに、力士たちがどれだけ涙を流しているのか。

それが竜太先生のおかげで栄養士の学校に入れて、梅若部屋に雇われた。伝統の重みっていうかそういう中で生きる大変さと素晴らしさをもっとわかった。

竜太
ひらりちゃん、頑張れよ。

そういって、竜太は握手の手を差し出しました。

ひらり
私、好きな人と握手はしない。握手したら友達になっちゃうでしょ。好きな人とはキスしなきゃ。

竜太は笑いました。

 

そして、竜太が大学病院に帰る日になりました。竜太は、駅に向かっている途中にひらりがやってきました。

ひらり
竜太先生~

ひらりの後ろには、両国5丁目の人たちも一緒に走っています。みのり、小林、金太郎、銀次、芳美、洋一、ゆき子、明子、梅響、すみれがいました。

みのり
元気で。
ひらり
またきてね。
銀次
思い出したら、いつでも飲みに来い。

銀次は、キャベツを手渡しました。

竜太
ありがとうございました。

竜太は、再び歩きだしました。ひらりは両手で手を振りながら、大声で叫びました。

ひらり
竜太先生~お嫁に行くからね~。
竜太
ああ、いい女になって5年経ったら嫁にもらってやるからな~

竜太も大声で叫び、両手を振りました。

 

だんだん竜太の姿が小さくなり、ひらりは空を見上げました。その日は、青空がどこまで広がっていました。

ひらり
生きてることが好き。みんなが好き。東京が好き。

ひらりは、全身で青空を受け止めました。 ひらり 完



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