ひらり あらすじ,ネタバレ第2週「同一人物に別の印象」

このページは、NHK朝ドラひらり」の第2週のあらすじ,ネタバレをわかりやすさをプラスして吹き出し形式(会話方式)でお伝えします。

ひらり第1週のあらすじで、ひらり(石田ひかり)は通っていた税理士の専門学校を辞め、大相撲にかかわる仕事につくことを決めます。

 

ひらり第2週のあらすじは、梅若親方(伊東四朗)が悩んでいるところからはじまります。第2週のタイトルは「同一人物に別の印象」です。

ひらり あらすじ,ネタバレ第2週

久男(小林健)が両親に連れられて梅若部屋にやってきました。梅若親方(伊東四朗)が迎えに行こうとちょうど思ったタイミングでした。

梅若親方
久男くん。今から秋田に迎えに行くところだったんだよ。

久男は、頭を下げて言います。

久男
僕は、力士になるのをやめます。そのお詫びにきました。

梅若親方の部屋に、久男や両親、ひらりなどが集まっている中で、重苦しい雰囲気をひらりが破ります。

ひらり
私、どうしてもわからないの。本物の横綱になろうとしていたのに、入門を辞めますって。

久男ではなく、両親が間に入って実家の酒屋のことなどを理由に諦めたという。しかし、ひらりは納得がいかない。

金太郎
シサオ、口があんだろ。

本人が何もしゃべらないことから、金太郎(花沢徳衛)が聞きます。

久男
やっぱり、高校は中退しない方がいいかなって。
銀次
デケエのにつぶされそうで、びびってんだろ。
久男
違います。高校の先生にも相談して決めました。
梅若明子
高校を卒業したら、入学することなのね?
久男
はい。

しかし、両親に言われて久男は会社継いだ方がと煮え切らない態度に、周囲はイライラします。

ひらり
あんたの一番やりたいことは何なの?
久男
会社を継ぐことです。
梅若親方
わかった。久男のことは、諦めた。堅実に会社を継ぐって人生設計は、たいしたもんだと思っております。そのかわり、継ぐからには父親の代よりも会社を大きくしろ。
金太郎
男だねえ、親方。
ひらり
どこが、男ならもっと粘ってほしいね。
梅若親方
ひらりちゃんには、いつもぼろくそですよ。久男くんせっかっくだから、2,3日東京で遊んでいけばいい。ボロクソひらりに案内してもらったらいい。
ひらり
だれがこんなはっきりしないやつ。

梅若親方だけでなく、そこにいる誰もが久男の本心に気づいていました。

小三郎
ひらり、面白くなってきたぞ。親方がこのまま引き下がるもんか。
ひらり
おじいちゃん、世の中どうしてこんなに面白いんだろ。
小三郎
久男の気持ちをわかっていないのは、金太郎ぐらいだ。あのばか。

小三郎(島田正吾)と金太郎(花沢徳衛)は小学校の時からの幼なじみだが、ウマがあわない。

 

翌日、ひらりは久男と一緒に梅若部屋の朝稽古を見ました。しかし、久男はまともに見ようとしません。しかし、久男が時折見せる表情をひらりと小三郎、梅若親方は見逃しませんでした。

朝の稽古の帰りに、物干し場を通りかかった、ひらりはハワイ出身の力士・エディ(マーシー)が慣れない手つきで洗濯物を干していました。

ひらり
ハワイの子が、日本人だって着ない着物を洗って、こんな厳しい世界で・・・
小三郎
それでも頑張ればって魅力があるってことだろうな。頑張った分だけ、それが返ってくるからな。

2人の話を久男はじっと聞いていました。

 

翌日、ひらりは久男を連れて化粧まわしの刺繍職人のところにいきました。ひらりは、刺繡職人に弟子入りできないか考えたからです。しかし、ひらりは見てすぐ思いました。

ひらり
おじいちゃん、ちょっと情けないけど・・・化粧まわしの刺繡職人は無理だわ。お母さんの刺繡とはまったく違った。私には、技を極める気持ちないもん。
小三郎
それがわかっただけでも良かったじゃないか。
ひらり
大相撲関係の仕事って他に何があるだろう。
小三郎
今、ひらりにできる大相撲関係の仕事が1つだけあるぞ。
ひらり
ん?
小三郎
久男を梅若部屋に入れること。
ひらり
わかった。今はそれだけ考える。

しかし、久男は1日早めて秋田に帰るといいだしました。ひかりが余計な一言を言ってしまったからでした。

それを引きとめるために、梅若親方は新弟子の行事に会わせました。久男は新弟子の行事に会って、驚きました。行事になるのが夢だから親に反対されてもやりたいと堂々と言ったからです。

久男
俺、けっこうショックだった。あの行事、何を聞いても平気ですって。

久男の秋田に帰る足取りが重くなりました。

ひらり
ねえ、あした朝の稽古でマワシつけてみたら?プロの力士にぶつかってみて、自分の実力知ってから秋田に帰っても遅くないでしょ?このまま帰ったら、久男が後悔するだけだと思うの。

久男は何も答えませんでした。しかし、翌朝になり久男はマワシをつけて朝稽古に一緒に参加しました。

久男
胸をお借りします。
梅若親方
よし。おい梅響。

梅響(松田勝)は、梅若部屋で最も上位に位置する力士です。久男の相手を梅響がつとめることになりました。

梅響
もういっちょ。

そういって、二人で激しくぶつかり合います。しかし、梅響はわざと土俵を割ります。

梅若親方
梅響、すぐに抜かれてしまうぞ。しっかりしろ。
久男
バカにしないでください。俺は、高校横綱です。わざと負けてくれたぐらいわかります。
梅若親方
わざとじゃない。お前が強いんだ。
久男
本気でやらせてください。

そして、梅若部屋の力士たちと次々に本気でぶつかり、負けていきます。久男は勝たないまま土俵を後にしました。

ひらりは、プロの力士の強さに挫折して秋田に帰ると思ったのです。しかし、結果は逆でした。

久男
俺を入門させてください。このままでは引き下がれません。

久男の母・みつ子は怒ってやってきました。それに対して、小三郎が言います。

小三郎
みつ子さん。久男の人生は、久男に任せなさい。明日、何が起きるかわからないから人生は楽しいんだ。

親がレールを敷きすぎると単に死ぬまでのプロセスになってしまうんだ。久男は、あんたの手から離れたんだ。喜んでやれ。

みつ子は、小三郎の言葉に涙しました。

梅若明子
大切なお子さん。責任をもって預からされていただきます。

みつ子は、明子(池内淳子)の言葉に頭を下げました。

 

久男に負けられないと、ひらりも気合いを入れ直しました。親友の市子(浅井星光)にも相撲関係の仕事があれば教えて欲しいとお願いしました。

市子は、ひらりを励ます会を開いてくれるというので、ひらりは公衆電話の前で手帳を開いて電話をかけようとしていました。

竜太
そういうことは、事前にやっておいてよ。

そういって知らない男が電話の受話器をとりました。

ひらり
ごめんなさい。

その後、その男は電話を終えたと思ったら、違う人に再び電話をしました。

ひらり
2度かけるなら、後ろに並んでください。

しかし、ひらりの話をその男は無視したまま電話を続けました。

「ガッチャン」

 

ひらりは、強引に電話を切りました。

ひらり
あんた下町の人間じゃないでしょ。下町は、もっと礼儀をわきまえています。
竜太
あんたも、相当失礼だと思うけどね。

そういって、その男はその場を立ち去りました。この無礼な男とひらりはまもなく思いがけないところで再会することになります。

そして、ひらりの姉・みのり(鍵本景子)もまた同様に出会うことになります。

 

梅若部屋の力士・梅ノ川がつまづいて怪我をしていしまいます。仲間の力士たちが診療所に運び込もうとしているところに、ひらり(石田ひかり)がやってきます。

ひらり
どうしたの?大騒ぎして?
梅響
足首痛めた。

慌てて、ひらりも診療所の中に駆け込みました。ひらりは、診療所の医者を見て驚きます。電話ボックスで会った無礼な人だったのです。

梅響
安藤先生、着任早々申し訳ありません。

ずっと閉まっていた両国診療所に、ようやくやってきた医者が安藤竜太(渡辺いっけい)でした。そのため、梅響(松田勝)も恐縮していました。

竜太
石につまづいたぐらいで、怪我してたら相撲取りはつとまらないぞ。

そうい言いながら、痛めている足首を強引に曲げます。梅ノ川がレントゲン室に行った後に、ひらりが言います。

ひらり
ここの医者だったんわけですか?
竜太
僕に期待されても困るよ。教授に泣きつかれて、半年だけここに来るように頼まれたんだから。半年たったら大学の医局に戻るよ。
ひらり
半年もいてくれなくていい。今すぐ、帰って。私たちはね、相撲が好きな医者に来て欲しいの。あんたにお願いするほど困っていないわ。
竜太
へえ。俺は、教授にお願いされて来てやったんだけどね。
ひらり
あんたみたいな横柄な態度、中卒の力士でも一人もいないわ。半年間、力士見習って男磨くことね。

ひらりは、そういって怒って帰りました。家に帰っても、ひらりの怒りは収まりませんでした。そのため、みのり(鍵本景子)に言います。

ひらり
聞いてよ、お姉ちゃん。今日、嫌な男と会ってさ。
みのり
ひらり、聞いてよ。私はさっき、すごくいい男に会ったの。
ひらり
態度悪くて、横柄で絶対笑わないの。
みのり
アンタが根性悪いから、そんな男と会うのよ。私の会った男は、ハイヒール壊したところ、サンダル貸してくれてね、自分は裸足で帰ったのよ。
ひらり
世の中には、そんな男もいるんだね。こっちは、言葉も乱暴で偉そうだった。あ~気分悪い。あんな奴が両国診療所の医者だと思うと・・・
みのり
え~。私が会ったのもその男よ。

みのりが駅から家に帰る途中に、ヒールのかかとを折って転んでしまったところに安藤竜太(渡辺いっけい)は通りかかったのです。

竜太
俺、両国診療所の医者だから、ついでの時に返してくれりゃいいから。

そういって、安藤竜太は裸足で自転車に乗って帰っていったのです。1日のうちに姉妹で同じ男に会い、まったく逆の印象を受けます。

ひらりは、布団の中で小三郎(島田正吾)が言っていた言葉を思い出していました。

小三郎
明日、何が起きるかわからないから人生は面白い。

ひらり第2週のあらすじ,ネタバレはここまで。ひらり第3週のあらすじ,ネタバレにつづく



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