ひらり あらすじ,ネタバレ第16週「みのりの苛立ち」

この記事は、NHK朝の連続テレビ小説(朝ドラ)「ひらり」第16週のあらすじ,ネタバレを吹き出し(会話方式)でわかりやすくお伝えしています。

ひらり第15週のあらすじは、竜太(渡辺いっけい)とみのり(鍵本景子)は付き合いますがあまり関係を深めれていません。そこに、みのりに小林(橋本潤)が酔ってプロポーズしました。

 

ひらり第16週のあらすじは、ひらり(石田ひかり)とみのりが話すつづきからはじまります。第16週のタイトルは「みのりの苛立ち」です。

ひらり あらすじ,ネタバレ第16週

ひらり
竜太先生言ってたよ。結婚の前に、ちゃんと付き合いたいって。そういうのって正しいと思う。
みのり
そうかもしれない。でも、不安なのよ。女を不安にさせる男って最低だと思うの。
ひらり
不安にさせてないじゃん。結婚を前提にちゃんと付き合いたいって言ってるのに、グダグダ言ってるのお姉ちゃんじゃない。もっと、自分が好きになった相手を信じなさいよ。
みのり
なによ。偉そうに。アンタみたいな生き方上手に、私の気持ちなんてわからないわよ。
ひらり
私、わかった。お姉ちゃんは、不幸になった方が幸せなのよ。相撲は、土俵で男を磨く。木遣りで男を磨く。お姉ちゃんは、不幸で女を磨く。せっかく好きな人と付き合っても、不幸の種さがしてくよくよ生きてるんだわ。そんな人に大事な人任せられない。私、取るわ。
みのり
どうぞ。取れば。私、次いるもん。私ね、プロポーズされたの。小林先生に。
ひらり
誰それって・・・六甲おろしか。
みのり
そっ

翌朝、ひらりとみのりは一言も口をききませんでした。それを見てた、ゆき子(伊東ゆかり)がみのりと洋一(伊武雅刀)がいなくなった後に聞きます。

ゆき子
どうしたの?
ひらり
お姉ちゃん、嫌い。お姉ちゃんったら、竜太先生のこと全然大切にしないんだもの。別の人にウキウキしちゃってさ。
ゆき子
まあ、みのりも女だからいろいろあるわよ。
ひらり
半分、本気なのよ。お姉ちゃんは好きな人と結婚したいんじゃなく、会社の人があっと驚く人と結婚したいだけなのよ。
ゆき子
なんで、そんなに結婚したいのかね。別にそんなにいいものでもないのに。

ゆき子の言葉に、ひらりは驚きました。

ひらり
お母さん、別れたいの?
ゆき子
そうじゃないわ。お父さんはいい人よ。でも、飽きちゃうのよ。
ひらり
お父さんに?
ゆき子
生活そのものに。これから先のことを考えると、ぞっとする。お父さんが定年になって、毎日家にいたら、お母さんの人生終わりだわ。
ひらり
ちょっと・・・
ゆき子
だってそうでしょ。お父さんがいると、友達だって呼べないし長電話だってできないし。
ひらり
それぐらい、できるわよ。
ゆき子
できないよ。趣味があって、毎日でかけてくれりゃいいけど・・・何一つ趣味ないでしょ?
ひらり
そりゃあ、家族のためにずっと働いてきてるんだから。結婚っておかしいよね。年取るほどよくなけりゃいけないのに・・・
ゆき子
だから、結婚なんて意味ないって・・・相手が竜太先生だろうと、誰だろうと同じよ。女房の時間は、自分の時間だと男は思ってるのよ。

ゆき子がそういうのには、理由がありました。この頃、ゆき子は自由になる時間が欲しいため、ワンルームのマンションを借りていたのです。

そこで、1日2時間音楽を聴いたり、自分の好きな時間を過ごしていました。そのため、洋一に対しても寛大な気持ちになっていました。

 

そのマンションのことが、先日洋一にバレそうになったのです。ある日、洋一は落ち込んで帰ってきました。

洋一
私は、左遷されるだろう。

貸付先の企業が不況によって、銀行が大きな金額を回収できなくなったのが理由でした。

ゆき子
いいじゃない。会社一筋を辞めれば。新しく趣味でも始めれば?

ゆき子は、ひらりとみのりが竜太のことでなにやら話していたので両方のことを聞きながら返答をしました。

洋一
ちょっと聞け。お前ら僕の一大事に関心がないのか。

洋一は、大きな声をだしました。

ゆき子
ちゃんと返事してるじゃない。
ひらり
ごめん。こっちも一大事でさ。
洋一
もういい。男なんて、つまらないものだな。
ゆき子
冷静にしゃべってよ。
洋一
もういい。
ゆき子
じゃあ、こっちはこっちでしゃべります。
洋一
そういう言い方するのなら、ゆき子60万円を何に使った。
ゆき子
調べたの?
洋一
偶然見た。銀行では、50万円以上おろすとリストにのる。そこに乗っててるのを偶然見た。何に使ったんだ。60万円も。
ゆき子
別にあぶないことをしてるんわけじゃないのよ。
洋一
君が長年ためたへそくりだから、別に何に使おうとかまわない。でも、60万円は大きすぎる。
ひらり
もう、いいじゃない。
洋一
言いたくないなら言わなくていい。僕は左遷されて、先のない男だ。しかし、これ以上のことをされては、銀行マンとして困る。妻の管理能力がないと言われるようなことだけは謹んでくれ。
ゆき子
使い道は言います。エステよ。
洋一
なんだそれ。
ひらり
お父さん知らないの?贅肉をおとしたり顔をマッサージしたり、足に電流かけたりするの。
洋一
腹をもむのに60万円もかかるのか。
ひらり
60万っていっても、いいところ半年よ。
ゆき子
さっさといえば良かったんだけど、中年のおばさんが悪あがきしてるって思われるの恥ずかしかったのよ。
ひらり
そっか。それでわかった。お母さん毎日昼間の2時間ぐらいでかけるって、おじいちゃんが言ってた。エステに行ってたんだ。お父さん許してあげな。キレイにいたいと思うのはいいことだよ。
みのり
うん。お母さん可愛い。こっそり60万円も使ってたなんて。

みのりもひらりの意見に同調しました。

洋一
僕は信じないがね。主婦が60万円もの大金を自分のためだけに使うとは思えない。

ゆき子は、洋一が根本(綿引勝彦)とのことを勘ぐっていることをわかっていました。

ゆき子
夫婦がもう一度うまくいけばいいと思ったのよ。女将さんは親方のために、いつもいい女でいたいと思うんだって。私たちの夫婦が楽しくないのは、私のせいなのかなって思ったの。だから、単純だけどキレイになるところからはじめようと思って。
洋一
わかった。つまらないこと言ってわるかった。ただ、僕はキレイになってくれるより、話を聞いてくれたり、少しでも目を向けてくれるほうが嬉しいんだけど・・・
ひらり
それは、お父さんもお母さんに関心をもたなきゃ無理だよ。
洋一
そうだな。気を付ける。
みのり
これで夫婦がうまくいくなら、60万円は安いかも。

ゆき子は、家族に嘘を言ってでもマンションを手放したくありませんでした。

 

ゆき子は、根本と会ったときに洋一の左遷のことやマンションのことを話していました。

ゆき子
あの人も、これを機会に根本さんみたいに会社人間を切り替えればいいのに。老後のことを考えればチャンスだよ。
根本
あいつは、出世競争から降りたくないだろう。そう簡単には、生き方を変えられないよ。
ゆき子
私だって、生き方変えたのよ。マンション借りて、1日1時間すごすだけでも生き返る。それで、マンション来ない?うそうそ。
根本
行くっていったら?
ゆき子
待ってるって答える。うそうそ
根本
行く
ゆき子
待ってる
根本
うそうそって言わないな。

ゆき子は、下を向いて答えませんでした。約束の日、ゆき子は得意料理をつくって花を飾って待っていました。しかしその日、根本は来ませんでした。

数日後、根本からハガキが届きました。

根本
突然、ロサンゼルスの支店長を命じられ赴任しました。お二人で、西海外にいらしてください。藪沢洋一さま、ゆき子さま。

 

新しい年がはじまりました。ひらりは、年末にリーチ商会を退職して梅若部屋で専属栄養士となりました。ただ、栄養士の資格はまだなので仕事はマネージャー見習いです。

梅若親方
もし、栄養士の資格をとれなかったら辞めてもらう。
ひらり
はい。
梅若親方
朝は、6時半出勤。俺たちの朝ごはんの支度をしてもらう。朝稽古をその前に見るのは、自由だ。原則、日曜日は休みだけど本場所中とか何かある時は出てきてね。
梅若明子
竜太先生のところで、勉強する時間は毎日1時間とります。
梅若親方
給料は、7万円。3食つきだ。栄養士の資格をとったら、見習いがとけ一人前として、その時に考える。
ひらり
はい。よろしくお願いいたします。

しかし、現実は本当に厳しい。出さなければならない手紙は、山のようにある。来客もひっきりなしにくるので、お茶出しも大変です。

また、電話応対もあるので休まる時間がありませんでした。そして、夜に親方と女将さんのシチューを作っていると久男(小林健)がやってきました。

久男
おっ、シチューか。俺たちの分もありますか?
ひらり
ない。私は、親方と女将さんのだけをつくるのが仕事。

ひらりは、鍋をかきまぜるのを中断してしゃがみこみました。

ひらり
ああ、つかれた。1日でくたくた。
久男
慣れてくれば平気ですよ。ひらりさん。
ひらり
誰も見てないから、ひらりでいいよ。

久男は、ひらりに飴玉をくれました。ひらりは、その飴玉を食べながら栄養士の勉強ができるのか。不安に思っていました。

その不安は、的中します。竜太先生の講義を受けながら、突っ伏して寝てしまいます。竜太先生も事情を知ってるため、ひらりに毛布をかけ自分は医学雑誌を読みます。

 

数日後、久男が女将さんに打ち明けました。

久男
女将さん、ひらりさんがあまりにも忙しすぎるような気がするんですけど・・・ご飯も立って食べていますし・・・

それを聞いて、明子(池内淳子)はひらりに確認します。

梅若明子
ひらり、今朝何時に起きた?
ひらり
5時半です。
梅若明子
昨日、寝たのは?
ひらり
2時半です。

明子は、ひらりの働きすぎを心配しました。ひらりは、自分は若いから大丈夫と主張しますがきちんと話をします。

梅若明子
頼まれてないことまで、やりすぎよ。体壊したら、元も子もないの。明日から朝稽古は見ないこと。ちゃんこは、献立だけ考えてちゃんこ番に作るのは任せなさい。着物の縫い方は、もう少し先延ばしにします。栄養学校の専門学校に入れなければ意味がないの。
ひらり
全部やらせてください。朝稽古もちゃんこ場も現場でちゃんと見ておきたいんです。
梅若明子
ひらりの気持ちはわかったわ。でも、今のスケジュールでは無理よ。
ひらり
女の私を部屋に入れてくれた親方が恥をかくようなことだけは死んでも嫌なんです。私、チャラチャラしてる若者だけど、好きなことをしてるのは幸せなんです。一生懸命働かなきゃ神様に申し訳ないんです。
梅若明子
そこまで言ってくれてうれしいわ。でも、私も親方もひらりが心配なの。今、無理することはやめてもらうわ。
ひらり
女将さん、私、人間には無理しなければいけない時期ってあるのだと思っています。生意気言うけど、それをやり遂げた時すごく伸びてると思うんです。今だけ、無理させてもらいませんか?

ひらりの根性に、やがて明子が許しました。

 

一方、みのりは竜太のためにバレンタインデーまでに編もうとしているセーターが進んでいませんでした。

竜太とは付き合っていても、ご飯を食べにいくだけで手もつないでくれない。みのりは、それが不安でたまりませんでした。

 

逆に、小林(橋本潤)の方は両親にすぐにでも会わせたいと本気で言ってくれます。しかも、小林を見直す出来事がありました。

金太郎(花沢徳衛)は、玄関で置物が倒れてきて、怪我をしました。両国診療所に運ばれた時に、いたのは小林でした。しかし、金太郎は恥ずかしくて怪我した理由を言いません。

銀次
父ちゃん、見栄はってる場合じゃねえだろ。先生だって、治療する都合があるんだよ。
小林
ええ、ええ。言わんでよろし。張らないかん見栄は、張った方がええ。鎖骨にヒビはいって痛いはずやのに、一回も痛いと言えへん。そういう患者の気持ちは、大切にしたい。治療法を考えるのは、医者の役目。任しとき。

そのお医者さんらしい姿に、みのりはうっとりしていました。それ以来、みのりのセーターは竜太先生のために編んでるのか。小林先生のために編んでるのかわからなくなっていました。

みのりは、竜太がプロポーズしてくれれば気持ちが決められるのに・・・そう思っていました。意を決して両国診療所にみのりは向かいました。

 

小さな花をもって、診療所に着くとひらりと竜太は楽しそうに話をしていました。ひらりがパソコン講座を受けるためのパンフレットをもってきていたからです。

その様子に腹を立てた、みのりは診察室に入ります。

みのり
竜太先生、話があって伺いました。
ひらり
お姉ちゃん、じゃ私はこれで・・・
みのり
ひらりも聞いて。
みのり
竜太先生、もうお付き合いはやめましょう。お互い自由になって、一番合う人と恋愛してください。

ひらりと竜太は、突然のことに驚き何も言えませんでした。ひらり第16週のネタバレ,あらすじはここまで。ひらり第17週のネタバレ,あらすじにつづく



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