NHKの朝ドラちゅらさん。その第5話は「和也の死」です。ちゅらさんのあらすじ第4話の終わりに、和也のたっての願いで、みんなで無人島に遊びに行くことになりました。
和也「きれいだね。」
恵文(堺正章)が三線を引きながら歌っています。
和也「これ何?」
恵文「珊瑚のかけらさ。」
和也「なんか骨みたいだね。」
恵文「そうだね。でも、きれいさあ。」
和也「うん。」
恵文「その骨が砕けて、こんなにきれいな砂になるんだよ。」
和也「これが?」
恵文「そうさ。世の中には、無駄な物なんて何もないんだね。」
三線の音が流れます♪
和也が、服のまま海の中にどんどん入っていきます。まるで自殺するように・・・。みんなが固まっています。
和也「気持ちいいね。文也、恵里。」
子どもたちが、水の掛け合いをします。
その様子を、静子が写真におさめます。何枚も何枚も。そして、静子の目には涙が・・・
恵文の三線にあわせて、恵里が浜辺で小浜節を躍ります。その様子に、文也も和也も見とれています。
勝子(田中好子)「いいところですよね。ホント小浜は。」
おばあ(平良とみ)「本当にね。でも、それだけじゃあダメであるよ。」
勝子「ええ」
夜の浜辺にみんながキャンプファイヤーをしています。
文也「持ってきたよ。」
そこに木をもってきます。
和也「なあ文也、恵里。お前たちさあいつか結婚しろよ。」
文也「はあ?何言ってるんだよ兄貴。」
和也「そうなればいいなあ。うん、絶対それがいい。」
文也「冗談やめろよ。」
和也「冗談じゃねえよ。俺からのお願いだ。なあ、恵里。」
恵里「私は、OKさあ。」
和也「文也は、どうなんだよ。」
文也「どうなんだよって」
和也「嫌なのか?」
文也「嫌って、そんな嫌ってことはないけど・・・」
和也「よっし。じゃあ決まりだな。約束だぞ。」
恵里「あい」
おばあ「おめでとうね。」
大人も拍手して喜びます。
恵達「何がおめでとう?」
恵里「低学年にはわからん。」
恵達「なんでよお」
おばあ「将来が決まったからそろそろ帰ろうね。」
和也「楽しかったなあ」
恵里「楽しかった。またこようね。」
そいうって小浜にみんなで帰りました。
そして、恵里と文也は学校に行っています。
恵文が、和也の父・伸夫を港まで迎えに行こうとしたその時、和也が倒れます。
静子「すいません。お医者さんお願いします。」
和也「まだかな?お父さん。」
静子「今来るよ。今、迎えに行っているから。和也しっかりして。」
伸夫「和也」
和也「お父さん、間に合ったね。」
静子「和也」
和也「うん。」
そして、和也が病床に倒れていることを知らされ、文也と恵里は慌てて走って帰ります。恵里と文也が、家に入ろうとした瞬間、鳥が飛びったっていきます。
和也が亡くなってしまったのです。
恵里「和也くん、和也くん。なんで?ねえ?なんで。おばあなんで?」
そういって、おばあにだきついて泣く恵里。
恵里「おばあ?八重山のてぃだもいんちきだね。結局、和也くんもなおせなかったさ。いんちきさ。きらいさ。」
おばあ「命どぅ宝。沖縄のことばさ。何よりも人の命が大切という言葉さ。」
文也「でも、兄貴は死んじゃったじゃないか。」
おばあ「でも、おばあは思うさ。子どもが命を落とすことほど、この世の中で悲しいことはないさ。でもね、和也君みたいな子は、たぶん神様に選ばれたんだね。この世界で生きている人に命どぅ宝、命が一番大切ということを忘れさせないためにさ。おばあは、そう思ってるさ。」
ちゅらさんのあらすじ5話はここまで。ちゅらさんのあらすじ6話につづく。
ちゅらさん5話の感想
第5話では、和也君がついに死んでしまいました。今回は、本当に命の大切さを考えさせられる回でした。おばあがいなかったらどうなるんやろっていうぐらい、おばあの言葉には納得です。
やっぱり、長い間生きてるといろいろ、私たちが感じていないようなことを感じていますよね。命どぅ宝。これは、私も今後なによりも大きな教訓の一つになりました。
私も、子を持つ親にならしてもらっていますが、自分の子がもしこうなったら・・・って本当に涙があふれてしまいました。妻と一緒にふたりしていっぱい泣いてしまいました。さてさて、和也君が亡くなってしまったということは、文也も東京に帰ってしまうのでしょうか?
ちゅらさん第6話のあらすじも楽しみです。別れは、やっぱり泣いてしまいそうです。私も・・
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