ひらり あらすじ,ネタバレ第19週「梅響の悲運」

このページは、NHK朝ドラ「ひらり」第19週のあらすじ,ネタバレを会話方式(吹き出し形式)でわかりやすくお伝えしています。

ひらり第18週のあらすじで、みのり(鍵本景子)と小林(橋本潤)が婚約しました。そこに、竜太(渡辺いっけい)がやってきました。

 

ひらり第19週のあらすじは、竜太が藪沢家にやってきたつづきからはじまります。第19週のタイトルは「梅響の悲運」です。

ひらり あらすじ,ネタバレ第19週

みのり(鍵本景子)と小林(橋本潤)が婚約しました。そこに、竜太がやってきます。

竜太
こんばんは。安藤です。

ゆき子(伊東ゆかり)は驚きながら居間に、竜太を招き入れました。

 

藪沢家には、小林(橋本潤)と竜太(渡辺いっけい)と藪沢一家が集まっていました。

ひらり
竜太先生、どうしたの?
竜太
いや、その・・・
小林
安藤、ありがとう。みのりはんにプロポーズして、みんなが賛成してくれた。
竜太
実は、おめでとうを言いにきた。ついさっき、みのりちゃんが俺のところに来て、お前と結婚するって言ってたから。すみません。突然、おめでとうございますで。
ゆき子
いいえ。ありがとうございます。

翌日、ひらりは勉強の時間に聞きました。

ひらり
昨日、本当は何しにきたの?まさか、おめでとうを言いに来たわけじゃないですよね。みんなは騙せても、私は騙せないよ。
竜太
ケッ
ひらり
お姉ちゃんにプロポーズしにきたら、六甲おろしが先にタッチの差でプロポーズしたとか。
竜太
んなわけねえだろ。
ひらり
じゃあ、何しに来たのよ。
竜太
みのりちゃん、ここ来てさ自分の意見言ったの初めてで。ガツンと来たわけだ。それで初めて、みのりちゃんと対等な関係で付き合っていけるって思ったわけよ。それがプロポーズしてるとは、思わなかったよな。
ひらり
あの場で、取り繕ちゃって。お姉ちゃんみたいって思った。
竜太
あそこで何が言えるよ。
ひらり
ねえ、いいの。お姉ちゃん、本当に結婚しちゃうよ。
竜太
いいよ。今になって思えば、みのりちゃんに指1本触なくて良かった。小林の女房となんかあっちゃマズイよな。
ひらり
ホント終わり?
竜太
終わり。終わり。別れは潔いんだ。絶対、追わない。
ひらり
じゃあ、私が付き合って平気だね。

その晩、ひらりはみのり(鍵本景子)に竜太が何しにきたか話しました。

ひらり
聞いたの。昨日、竜太先生が何しにきたのか。
みのり
私は、小林みのりになるの。竜太先生が何しにきたかなんて、聞きたくないから。
ひらり
本当にもう、吹っ切れたの?
みのり
そうね。私、小林先生と幸せになろうって本気で思ってるの。

そういって、みのりは薬指を見せました。みのりの指には、パールの指輪がつけられていました。

ひらり
なんか、エンゲージリングにしてはチャチじゃない?
みのり
さすが。4700円だもん。あまり負担かけたくないから。
ひらり
それにしても、4700円はないでしょう。
みのり
式が終わって、暮らしはじめたら立派なもの買ってもらう予定。

ひらりは、それを聞いて思いました。みのりは竜太のことをまだあきらめてない。竜太が逆転する可能性がまだあると感じたのです。その一番の証拠となるのが、エンゲージリングでした。

ゆき子は、みのりと小林の結婚は間違いないと思いました。小林の母親から挨拶も電話でされていました。

 

しかし、ひらりは、竜太に対する気持ちを疑っていました。洋一(伊武雅刀)もまた、みのりの迷っている気持ちを感じていました。

ゆき子は、自分の時間を過ごすためのワンルームマンションに、今も通っていました。短い時間ではありましたが、それが楽しみのでした。

 

ゆき子は、ワンルームマンションで「自分史」を書くことを思いつきました。さっそく、礼子に相談しました。

礼子は、編集者の仕事をしておりワンルームマンションの保証人もしてくれています。そのため、相談をしました。

ゆき子
どこか、安く書ける出版社、紹介してよ。

しかし、礼子はエピソードも必要だし自費出版は難しいという。しかも、ゆき子はワンルームマンションのことは書けないという。

家で、マリリンモンローとマザーテレサの本を読んでいました。洋一は驚いて聞きました。

洋一
何読んでるんだ?
ゆき子
私ね、自分史かいて出版するつもりなの。
洋一
自分史?それで、マリリンモンローとマザーテレサか?マリリンモンローは、ハリウッドスターで劇的に死んでる。マザーテレサは、ノーベル平和賞とった人で、参考にならんだろ。
小三郎
ゆき子さんは、一生懸命なんだよ。生きる上での励みとか、刺激とか手探りな状態なんだ。そうだろ?ゆき子さん。
洋一
贅沢だよ。何ひとつ不自由ない暮らしをしていて。
小三郎
何一つ不自由なくたって、心の中には風穴があく。それを塞ぐために、なにかをしようとする気持ちを私はよくわかる。

ひらりが帰ってきたあと、小三郎とその話をしました。ひらりは、それを聞いてあきれました。

ひらり
よくもまあ、そんなにやりたいことがコロコロ変わるわね。
小三郎
やりたいことがわからないんだよ。
ひらり
それなら、好きなことをやればいいんだよ。
小三郎
好きなことがわからないんだよ。
ひらり
なんで?自分の好きなことぐらいわかるでしょう。
小三郎
いや、わからない。わからない人が多いんだよ。今日、新聞でこれ見た。

それには「好きなことを探す講座」と書かれてありました。

ひらり
講座は、全部で2万円。自分の好きなことを見つけるために、2万円も払って口座に通うわけ?
小三郎
このままでいけないと焦るけど、どうにもならないんだ。それで、毎日がむなしい。
ひらり
自分史、書いておさまるならいいんじゃない?
小三郎
それは、おそらく無理だ。書き終わったら、また何かしたくなる。もっと、根本的に何か解決しないと繰り返しだ。
ひらり
付き合ってらんない。いいとしこいて、自分で考えろっていうのよ。
小三郎
まあ、そう言うな。わしは、ゆき子さんを質屋として鍛えようと思う。
ひらり
いいよ。それいいよ。おじいちゃん、すごくいい。

その後、小三郎の申し出にゆき子は喜んで質屋修業をすることになりました。

小三郎
僕にはどうしても、ゆき子さんが必要だ。わかくてきれいな、ゆき子さんのような人は業界にも歓迎される。アンタしかいない。やってみないか?
ゆき子
はい。やらせてください。

ゆき子は、必要とされたことがずっとなかった。ゆき子の中に、闘志がわいてきました。それからすぐに、質屋の修業が始まりました。

小三郎は、厳しくゆき子に教えます。ゆき子にとっては、それが嬉しかった。ゆき子の目は、輝いていました。

 

梅若部屋では、3月場所に向けて稽古が行われていました。梅響(松田勝)は、十両昇進を果たして稽古にも気合いが入ります。

ひらり
新十両、絶好調ですね。
梅若親方
ああ、だけど腰痛がでてるな。

梅響は、土俵を降りたあとしきりに腰を伸ばしていました。腰痛は、梅響の持病でした。腰や膝の怪我をしている力士は多い。痛風や糖尿病もいる。

ひらり
親方、本場所が終わったら定期健診をすることを竜太先生と決めたんです。早期発見、早期治療です。今日から、3人ずつやらせてもらえますか?
梅若親方
急だな。でも、アンタらしい。昼寝の時間を少し削ってやってくれ。少し、マネージャー見習いらしくなってきたな。
ひらり
ありがとうございます。

そして、竜太が梅響の腰の状態を確認します。

竜太
しびれはあるか?
梅響
それほどでもありません。
竜太
念のため、レントゲンとっとくか。

そして、竜太はレントゲンを見て難しい顔をしていました。

ひらり
どうしたの?何かあったの?
竜太
梅響は、脊椎分離症だ。骨もずれてんだよ。日常生活には、何も問題ない。命に別状のあるもんじゃないんだよ。
ひらり
力士の生命は?
竜太
病気が進めば考えなければいけない。けど梅響は、そこまでいっていない。
ひらり
なら、なんでそんな難しい顔をしてるの?
梅若明子
稽古3ヶ月ぐらい休まないと治らないんだって。
竜太
激しい稽古が一番いけないんだ。できれば、本番も休んだ方がいいけど・・・。
ひらり
冗談じゃない。新十両よ。

竜太は、梅若(伊東四朗)と明子(池内淳子)に報告に行きました。

竜太
とりあえずは、腰を強くするトレーニングのメニュー組みますので、ジムに通わせてください。
梅若親方
しかし、まったく運のないやつだ。けど、ひらりのおかげで早く気がついた。

ひらりは、そう言われても嬉しくありませんでした。そのため、診察室に戻る竜太に聞きます。

ひらり
私に何ができる?
竜太
今は、何もできないかな。梅響の精神的な支えになるしかない。
ひらり
梅響に、稽古させてあげて。
竜太
ダメって言ってるだろ。
ひらり
さっき、トレーニングやるって言ってたでしょ。あれを土俵の脇でやらせてあげて。
竜太
ダメだ。筋肉をつけるためには、トレーニング機器を使うのが最も効果的だ。少しでも早く治すなら、機械を使うしかないんだ。
ひらり
わかるの。けど、まわしつけて土俵にいるだけで、どれだけ楽になるかわからないの。ジムと同じ効果をあげるために、2倍、3倍やればいいでしょ。

稽古もできない。稽古場もダメって状態で新十両の土俵に上がるのは、梅響可哀想すぎるよ。だから、お願いします。私、なんでもするから。

竜太
わかった。そうしよう。

すると、ひらりは電気を消しました。自分が泣いているのを隠すためでした。

ひらり
涙でてきて、カッコ悪いから。
竜太
梅響には、脊椎分離症という病名は内緒だ。たいしたことないけど、力士は不安になるからな。いいね?
ひらり
わかった。
竜太
俺らがどんだけ頑張れるかで、あいつの将来がかかってるんだ。
ひらり
二人で絶対なおそ。

竜太は、梅響に稽古を休めとだけ伝えました。梅響は、何も聞かずに稽古を休みました。そして、土俵の脇で、トレーニングを続けます。

ある晩、梅響が夜にトレーニングに励んでいるところを目撃します。その様子を見て、ひらりは胸が痛くなります。

ひらり
私、もう栄養士の学校落ちてもいい。そんなことより、私、梅響のこと治したい。私に出来ること何もない?
竜太
そんなことじゃ、力士の女将さんには絶対なれないな。
ひらり
だから、竜太先生のかみさんにして。
竜太
ハハハハ。

ひらり第19週のネタバレ,あらすじはここまで。ひらり第20週のネタバレ,あらすじにつづく



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