ひらり あらすじ,ネタバレ第1週「大相撲を仕事にする」

この記事は、NHK朝ドラひらり」の第1週のあらすじ,ネタバレをわかりやすさをプラスして吹き出し方式(会話形式)でお伝えします。

「ひらり」1992年下半期のNHK朝の連続テレビ小説で、ヒロインは石田ひかりさんです。脚本は、内館牧子さんです。

 

ひらり第1週のあらすじは、朝早く、ひらり(石田ひかり)が目を覚ますところからはじまります。

ひらり あらすじ,ネタバレ第1週

早朝5時半、ひらり(石田ひかり)は目を覚まします。目覚まし時計がなくても、ひかりは自然と目を覚まします。

ひらり
おじいちゃん、おはおう。
小三郎
おはよう。よし、行くか。

ひらりと祖父・小三郎(島田正吾)は音を立てないように玄関をでました。向かった先は、すぐ近くの相撲部屋・梅若部屋でした。

ひらり
おじいちゃん、やってる。

力士たちの声が聞こえる中に、ひらりと小三郎は入りました。この町に生まれ、力士に抱っこされて育った、ひらりは本場所が近くなるとそわそわします。

ひらり
たけし、いい手付きになってきたじゃないか。

ちゃんこ場を覗いて、新米力士に声をかけます。ひらりに新米力士は言い返しますが、小三郎が一緒にいることを知って背筋を伸ばします。

梅若明子
あら、おはようございます。
小三郎
朝稽古を見にまいりました。
梅若明子
どうぞ、どうぞ。いつもお二人が見てくださっているので、みんな気合いがはいります。

梅若部屋の人たちは、小三郎やひらりのことを好きでした。

 

その頃、ひらりの家・藪沢家では食事をしていました。ひらりと小三郎以外の3人で朝食を食べます。

洋一
2人は、今日も朝稽古か?
ゆき子
みたいね。
洋一
少しは、家のことを手伝わせろよ。ひらりに。

洋一(伊武雅刀)は、小三郎と一緒に相撲に熱をあげていることをあまり好んでいませんでした。質屋の長男であった洋一は、質屋を継ぎませんでした。

銀行員をしており、小三郎と性格も趣味も異なっていました。

ゆき子
家のことは、結婚したら嫌でもやるわよ。あなた、パンは?
洋一
いらない。僕は、ご飯がいいんだけどな。やっぱり。
ゆき子
おじいちゃんもパンなのよ。一人分だけご飯炊いても。
洋一
パンでいいですよ。

夫婦の仲は、険悪でした。それをひらりの姉・みのり(鍵本景子)が冷や冷やしながら間に入ります。そこに、ひかりと小三郎が帰ってきました。

ひらり
どなたさんもおはようさん。お父さん、5月場所の梅若部屋はすごいよ。いい稽古してた。ねえ、おじいちゃん。
洋一
いいねえ。相撲のことしか考えてない人は・・・。
ひらり
お父さんも趣味にすればいいのよ。稽古の後は、朝ごはんが美味しいよ。

ひらりは、その日の梅若部屋の稽古が良かったことを思い出してました。かつては、幕内力士が何人もいた梅若部屋も現在は、幕下力士が10人だけ。

そこに、ハワイから入門したエディ(マーシー)とひらりの従弟で学生横綱の久男(小林健)が入門することで、幕内力士が誕生するかもしれないと期待に胸を膨らませていたのです。

ひらり
いやあ、面白くなってきた。学校なんて行ってらんない。

ひらりの言葉に、洋一が睨みました。

 

ひらりは、税理士を目指して専門学校に通っていました。しかし、あまり税理士の勉強をすることが好きではありませんでした。

ひらり
朝稽古の時は、目覚ましかけずに起きられるのに、なんで授業はあんなに眠くなるんだろう。
小三郎
かったるいところなんて行かなくていいんだよ。人生なんてあっという間だからな。

小三郎は、ひらりをかばうようにいいました。

 

ひらりは、学校で黒板を見ながらぼーっとしていました。授業などは、まったく耳に入ってこない。なぜ、税理士になろうなんて考えたんだろう。

そんな思いを巡らせていた、ひらりは決意します。

ひらり
私、学校やめる。さっき、授業中に決めたの。私、税理士は向かないわ

ひらりは、同級生の高橋一恵(西牟田恵)に打ち明けます。一恵は驚きます。

ひらり
一番好きなことを仕事にする。大相撲を仕事にする。大相撲にかかわることを仕事にする。

しかし、女性ができる大相撲の仕事が思いつきません。そのことに、一恵はあきれて、もう少し考えるように言いますが、ひらりは決意していました。

さっそく、ひらりは小三郎にそのことを伝えます。

ひらり
おじいちゃんに相談があるの。私ね、税理士学校やめて大相撲に関係した仕事につきたいの。どう思う?
小三郎
やれ

小三郎は、即答しました。

ひらり
おじいちゃんは、回りくどくない。これですよ、これ。でさあ、問題は女に何をさせてもらえるかってことなんだよね。
小三郎
ひらり、男女平等なんて言うなよ。大相撲は髷をつけているままの時代のものなんだ。平成でも男女平等なんてものがあるもんか。
ひらり
おじいちゃん、みくびらないでよね。土俵は、神仏がやどっているところ。土俵に上がらせろとか、力士に触らせろとか言うつもりはないわ。ルール違反は絶対しない。

小三郎は、うなずきました。

ひらり
でもさ、なんか一つぐらいあるよね。仕事。
小三郎
自分で動いて探すしかないな。
ひらり
うん。私、絶対やる。

ひらりの目は、キラキラ輝いていました。

 

ひらりは、梅若部屋の隣の家に行きました。深川金太郎(花沢徳衛)、銀次(石倉三郎)親子が住んでいます。金太郎は、ゆき子(伊東ゆかり)の父です。

ひらりにとっては、母方の祖父にあたります。金太郎は「ひ」と「し」がうまくいえません。

金太郎
おお、しらり。今日はどうした?
ひらり
ね、仕事がないって大変?
銀次
なんだよ。無礼者が。
ひらり
友達が仕事がないと大変って言うから。

女に相撲の仕事なんかあるわけないと言われたことで、ひらりは急に不安になったのです。そのため、いつも暇そうな金太郎と銀二(石倉三郎)は辛くないのか聞いてみようと考えたのです。

銀次
昔みてえにいい仕事はないけど、鳶の仕事が好きだから、たいがいのことは我慢できる。
ひらり
やっぱり好きが一番か。
金太郎
そりゃそうよ。しらり、惚れてりゃあ神サンが見てくれたんだ。
銀次
そ、あとは自分次第。努力の上に花が咲くってな。
ひらり
ゴロゴロしてる割には、いいこと言うねえ。

ひらりの叔父・銀次は43歳になるが独身で、見合い話をことごとく断っている。それは、梅若親方のおかみさんである明子(池内淳子)恋心を抱いていたからです。

ひらりは、2人に聞いて好きが一番と覚悟を決めました。

 

みのりの勤務する「双陽物産」は丸の内のビルに構える大手商社です。そこで、みのりはOLをしています。OLと言っても仕事は雑用ばかり。

みのりのささやかな夢は、周囲に羨ましいと思われながら寿退社をすることでした。その日、みのりに、夢に一歩近づける出来事がありました。

 

片想い中である山下徹(冨家規政)にデートに誘われたからです。みのりは、ひらりに洋服を届けてもらうことにしました。

その日、みのりは家に帰った後に母・ゆき子が刺繡をしていたのをじっとみていました。

ゆき子
どうしたの?元気ないじゃない。
みのり
別に・・・
ゆき子
ひらりが洋服届けたって言ってたけど、みのり好きな人でもいるんじゃない?
みのり
フラれた。っていうより、元々私なんかどうでもよかったのよ。一人でドキドキして、勝手にストーリーつくってバカみたい。

山下に呼ばれたみのりは、ひらりにもってきてもらったワンピースを着て約束の時間に行きました。そこには、お嬢様風の女性がいました。

そして、山下はみのりにその女性がどうか確認したかったのです。みのりに見る目がありそうだから、見て欲しかったのです。

みのり
お見合いでもしようかな。
ゆき子
結婚したいの?
みのり
とりあえず、落ち着くもん。
ゆき子
結婚って悪くないけど、独身の時に考えてるほどいいもんではないわよ。飛び跳ねたくなるような幸せもないし、自殺するような不幸でもない感じかな・・・。これが、平凡な幸せってわかってるけどね。

そこに、ひらりが帰ってきました。

ひらり
どなたさんも聞いてください。
ゆき子
お父さんは、クラス会よ。なんの騒ぎよ。
ひらり
突然ですが、明日学校に退学届をだしてきます。
ゆき子
えっ?どういうことなの、ひらり
みのり
あんた、何考えてるの?
ひらり
大相撲を仕事にしようと決めたの
みのり
仕事って、もう決めたの?
ひらり
今日、税理士を辞めると決めて、友達に言って、おじいちゃんに相談して、市子にも銀ちゃんにも相談して、やっぱり決めた。明日、退学届だす。
みのり
あんた、1日でそんなに動いたの?
ひらり
そう。動かないと始まらないもん。

みのりは、頭を殴られたような気持ちになりました。みのりは、なにをしたらいいかわからずにお見合いしようと考えたからです。

みのり
勝手なやつ
ひらり
どうして?だって自分のことよ。自分が一番いいと思ったことをやるのが一番でしょ。
ゆき子
ひらり、もうちょっと地に足をつけてまじめに考えて。こういうことは、お父さんに相談してからにしてもらうわ。勝手に退学届なんてださないで。
ひらり
真面目に考えてる。せっかく自由な世の中に生まれてきたんだから、できるだけ元気に生きたいって思ってどこが悪いのよ。これが真面目ってことでしょ。
みのり
そんな世の中甘いもんじゃないのよ。
ひらり
私は、なにか始めるときにグズグズいう女って大嫌いなの。そう人って必ずいうのよ。世の中甘くないとか。今は時期じゃないとかって。思い立ったら時期なのよ。

ひらりの気迫に、家族はおされていました。特に、みのりはショックが大きかった。

ひらり
入学金とか月謝無駄にしてごめんなさい。私、明日学校やめます。
ゆき子
おじいちゃん・・・

ゆき子は助けを求めます。

小三郎
俺、この間計算したんだよ。人生80年で、たったの29200日だよ。そのうち活躍できる時期は、14600日だ。好きなように、思う存分やればいい。
ひらり
ありがとう。

洋一は、朝になるようで全員が部屋に帰りました。みのりにひらりが謝りました。

ひらり
さっきは、ごめんね。
みのり
ひらりがうらやましい。私、今の暮らしがいいって思ってないけど、何していいかわからないし、何か始めるのも怖いのよね。いっぱい言い訳して動かないの。

そして、ひらりのワンピースが目に留まっていいます。

みのり
ごめんね。新品のワンピース借りて。でも、フラれた・・・。
ひらり
山下さんの方から誘われたんでしょ。
みのり
婚約者紹介された。君は、見る目があるからって・・・。
ひらり
そんな男あり。
みのり
ありよ。男って平気でそんなことするの。悪気はないのよ。

ひらりは、みのりの恋の結末を聞いて泣き出しました。

ひらり
お姉ちゃん。すっごくいい女になって、そんなタコ見返してやんな。

性格はまったく違うし、喧嘩もするけど仲のいい姉妹。その晩、みのりが先に寝た後に、ひらりは相撲に関する仕事をずっと考えていました。そして、思いつきます。明日さっそく当たってみよう。

 

梅若親方(伊東四朗)が鏡の前で考えていました。

梅若虎男
こっちの方がいいかな?
梅若明子
着物の方が親方らしいけど、久男くんがびっくりしたらいけないわね。ビシッとスーツで行きなさい。飛行機乗っても楽よ。
梅若虎男
これは、ちょっと派手すぎないか?

梅若親方は、ひらり(石田ひかり)の従弟で学生横綱の久男(小林健)を迎えに行こうとして、服装を考えていたのです。そこに、ひらりがやってきました。

ひらり
ひらりです。お邪魔します。

ひらりは、親方と明子(池内淳子)の前に正座して言います。

ひらり
親方、私を床山にしてください。
梅若親方
力士の髷をゆう床山か?とんでもないこと考えるねえ。
ひらり
女が力士に触れられないのはわかっています。床山の弟子にしてください。マネージャーにしてください。
梅若親方
床山は、3年の見習いをやる。女のあんたに誰もなにも教えないよ。どうやってマネージャーをするの。

ひらりは、必死に床山のマネージャーをやりたいことを伝えます。しかし、梅若親方はそれをきっぱりと断ります。

ひらり
お騒がせしました。諦めます。

そういって、ひらりは部屋を出ますが諦めていませんでした。

ひらり
負けてられるか。次の手だ。

翌朝、久男が両親に連れられて梅若部屋にやってきました。梅若親方が迎えに行こうとちょうど思ったタイミングでした。

梅若親方
久男くん。今から秋田に迎えに行くところだったんだよ。

久男は、頭を下げて言います。

久男
僕は、力士になるのをやめます。そのお詫びにきました。

学生横綱から力士になると思っていたので、みなが驚きました。

ひらり
なんで?

ひらり第1週のあらすじ,ネタバレはここまで。ひらり第2週のあらすじ,ネタバレにつづく



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