ひらり あらすじ,ネタバレ第9週「お土産」

このページでは、NHK朝ドラ(朝の連続テレビ小説)「ひらり」第9週のあらすじ,ネタバレを吹き出し方式(会話形式)でわかりやすくお伝えしています。

ひらり第8週のあらすじは、ひらり(石田ひかり)のいない間に、みのり(鍵本景子)と竜太(渡辺いっけい)が見合いすることが決まりました。

 

ひらり第9週のあらすじは、ひらりが秋田の竿灯を楽しみにしているところからはじまります。第9週のタイトルは「お土産」です。

ひらり あらすじ,ネタバレ第9週

ひらり(石田ひかり)は、秋田の竿灯を楽しみにしていました。ひらりは、竜太(渡辺いっけい)を誘います。

ひらり
竜太先生も一緒に行かない?秋田の竿灯
竜太
あれ、すごいらしいなあ。
ひらり
行こうよ。
竜太
行こうか。

ひらりが喜ぶ中、竜太は手帳を開きました。

竜太
ダメだ。明日の夜、女将さんと約束がある。
ひらり
ウソ。女将さんも秋田に行くのよ。

竜太は、慌てて女将さんに電話をしました。すると、やはり約束はそのままでした。

竜太
約束は、そのままだって。秋田には、行けねえ。
ひらり
約束ってなに?
竜太
ガキにはいえない。

ひらりは、竜太の約束が見合であること。しかも、その相手がみのり(鍵本景子)であることを知る由もありませんでした。そして、ひらりは秋田に向かいました。

ひらりが秋田に到着したら、叔母・みつ子が浴衣を用意してくれました。

ひらり
叔母さん。この浴衣キレイだね。気に入った。

みつ子は、ひらりが恋していることをすぐにわかり、浴衣を東京に持って帰るようにアドバイスします。そして、竿灯が始まりました。祭囃子に、ひらりの心は高鳴ります。

一方、みのりはホテルのロビーで竜太が現れるのを待っていました。最上階のラウンジが見合いの場所でした。

 

明子(池内淳子)は、当初秋田に行く予定はありませんでした。しかし、梅若(伊東四朗)が急に明子も秋田についていくべきだと言ったため、急遽秋田に行くことになったのです。

梅若明子
お見合いの日を変えましょう。秋田に行かなければいけなくなったの。親方は、竿灯を見せたいんだわ。
みのり
私、竜太先生と2人で会います。いかにもお見合いっぽく行くより、一人で気軽に行った方がいいと思って。

みのりは、ひらりがいないその日に会いたいというのが本当の気持ちでした。

梅若明子
そうね、知らない仲じゃないしね。私は引っ込んで、あとは2人に任せましょうか。

そういうやりとりがあって、みのりはホテルのロビーにいました。

竜太
よっ。誰か待ってるの?
みのり
竜太さんを待ってた。
竜太
もしかして、みのりちゃんがお見合いの相手?

みのりは、大きく頷きます。竜太は、そのことを驚きました。

竜太
ジョークだよな。女将さん、俺のことをもてない男だと思ってるんだな。だから、みのりちゃんに頼んだんだろ。悪かったね。つまんないことに付き合わせて。お詫びにご飯おごる。
みのり
このホテルのトップラウンジ女将さんが予約してくれてて・・・。
竜太
そんなもん、キャンセル、キャンセル。みのりちゃんも俺とロマンチックやってもしょうがないだろ。

そして、竜太が向かったのはいつものどじょう屋でした。しかし、みのりは気が抜けてしまいました。ホテルの最上階のフランス料理が両国のどじょう屋になったからです。

竜太
どんどん食ってよ。ひらりちゃんのお姉ちゃんだから、すげえ食欲だと思うけど・・・
ひらり
あの子、よく食べる?
竜太
食べるし、飲むし、笑うし、しゃべるし。
ひらり
本当は、言わないでおこうと思ってたけど、誰かの代りできたの。女将さん別の人と会わせようとしたけど、恋人がいることがわかったんだって。
竜太
それで、急にアンタになったんだ?
ひらり
私は、竜太先生なら気遣わないし、女将さんにバイト代高いよって言って。
竜太
みのりちゃんに、無駄な時間をつかわせてしまったね。俺は、楽しく飯が食べれたからいいけどな。
ひらり
私は、楽しいタイプじゅないから。ひらりに比べると全然・・・
竜太
いろんな種類の楽しさがあるからいいんだよ。

竜太は、みのりのコップにビールを注ごうとして止めました。みのりがまったく飲んでなかったからです。

竜太
ごめん。お酒だめだったんだ。
みのり
なんか、体中が赤くなって・・・ひらりは飲めるんだけど。
竜太
いいんだよ。人それぞれで。

その話を、みのりは会社の同僚である芳美と恵子に話しました。2人は、みのりのとった行動をボコボコに言います。

バイトなんて言わず、正式な見合いですって言わないことをみのりに注意したのです。

 

そして、みのりはゆき子(伊東ゆかり)にもバイトだと伝えてしまったことも、すべて伝えました。ゆき子は、みのりが竜太のことをふっきり、幸せな恋愛をすることを祈っていました。

その頃、ひらりは秋田を堪能していました。久男(小林健)の四股名である寒風山に行きました。

ひらり
可愛いやま。この山なら、みんなが好きになるよ。良かったね。久男。
寒風山
うん。

久男は、寒風山を見上げました。そして、自分は横綱になると気持ちを新たにします。そして、ひらりたちが東京に戻ってくる日がやってきました。

 

小三郎(島田正吾)が再び倒れました。ひらり(石田ひかり)たちが秋田に行っていた間の出来事でした。

ひらり
連絡くれれば、飛行機で帰ってきたのに。

そういって、ひらりは涙します。

小三郎
たいしたことないから、泣くことない。竜太先生が大丈夫って言ってくれてんだから。
ひらり
ちゃんと、みてくれた?
小三郎
さっきも、来てくれて・・・。若いのに名医だよ。
ひらり
良かった。竜太先生にお土産買ってきて。

小三郎は、高血圧症で今すぐ命に別状はありませんが、絶対安静の状態でした。そのため、小三郎がしている質屋は難しい状況でした。

洋一
お父さん、元気になるまで店を閉めた方が良いと思います。
小三郎
いや、明日から店にでる。座っているだけだ。ここにおるのと同じだよ。客が来る以上、看板は下ろせん。
洋一
看板より、体でしょう。
小三郎
体より看板だ。帳場に座っているのが、俺の健康法だ。
洋一
頑固はやめてください。

そこに、ゆき子が口を挟みました。

ゆき子
私が帳場にすわります。お店のことはわかりませんので、いちいちお父さんに聞くかもしれませんが、それでも良ければやられてください。

小三郎は、ゆき子にお願いしました。

 

ゆき子が自分からはっきりと主張したのは、初めてでした。洋一(伊武雅刀)は嫌そうな顔をしていたことで、ひらりは家族の歯車が崩れる音がしたような気がしました。

みのりは、秋田から帰ってきた明子(池内淳子)に見合いのことを報告しました。

梅若明子
こっちこそ、本当にごめんね。私がちゃんと間を取り持てばよかったのに。
みのり
いえ、会ってみてそれほどタイプじゃなかったから、気にしないでくださ・・・

そういいかけている途中で、みのりは泣き出してしまいました。

梅若明子
もう肩の力抜きなさい。私には、言ってもいいのよ。みのりちゃん、私がお見合いもう一度、ちゃんとさせるから・・・。
みのり
ううん。もういいの。
梅若明子
私に任せて・・・。
みのり
ダメ。
梅若明子
なんで?
みのり
ひらりが・・・
梅若明子
ひらりちゃん?

明子は、竜太先生のことを好きな若い子がいるというのをゆき子から聞いていました。それが、ひらりであることに、初めて気づきました。

みのり
誰にも言わないで。お母さんも竜太先生も知らないの。
梅若明子
わかったわ。

みのりが家に帰ると、ひらりがお土産を広げていました。そして、みのりにお土産をプレゼントします。

ひらり
はい。お姉ちゃんには、秋田黄八丈。曲げわっぱの小物入れも買ってきたわよ。
みのり
ありがとう。

そういって受け取ったものの、みのりの反応は悪い。

ひらり
どうしたの?お姉ちゃん、元気ないなあ。
みのり
別に。私、何年たっても・・・結婚も婚約もないタイプだわ。
ひらり
暗いなあ。なきゃないで、いいじゃん。
みのり
ひらり、竜太先生とうまくいくといいね。
ひらり
どうかな。勝手にこっちが熱上げてるだけだからな~。これから先、どうやったら女として見られるかなあ?
みのり
そんなこと私に聞かないでよ。あんたの方が恋愛うまいんだから。
ひらり
そうだ。竜太先生のお土産に、これオマケにつけよ。お酒とおつまみがセットとなりゃあ、気の利く女って思ってくれるかな。

そういって、ひらりは笑いました。

 

9月の秋場所に備えて、力士たちの朝稽古に熱を帯びてきました。ひらり(石田ひかり)は、市子(浅井星光)と一恵をちゃんこ場に案内しました。

梅若明子
今日の鍋は、鶏をつかったソップ炊きなの。鶏ガラのスープに日本酒を入れて、大量に、にんにくを入れてるの。それにほうれん草のおひたしに卵焼き、サラダもあるのよ。

一恵は、栄養のバランスがとれていることに驚きます。

ひらり
でしょ。ちゃんこっていっても、肉と魚が別れてて。私も結婚したら、1食はちゃんこにするのさ。

ひらりの結婚というワードに、明子(池内淳子)はちらりと見ました。みのり(鍵本景子)の涙を思い出したのです。

食卓に女性が3人いる華やかな状況であるにもかからず、梅響(松田勝)の表情は暗かった。梅響は、稽古の途中で足首を痛めてしまったからです。

 

少しの怪我であれば、しょっちゅうあることですが、今回は梅響自身が不安になるほどの怪我で、医者になかなかみせようとしませんでした。

ひらり
親方、私が責任をもって連れていきます。

ひらりは、両国診療所に梅響と一緒に行きました。

竜太
梅響、稽古休め。
ひらり
そんなに悪いの?
竜太
靭帯を痛めてる。今なおせば、1ヶ月あるから9月場所に間に合うが、無理すると休場だ。
梅響
それじゃ、稽古せずに本場所を迎えるんですか?
竜太
休場よりはいいだろう。
梅響
俺、十両がかかってる場所なんです。稽古なしでは、でられません。
ひらり
医者の言うこと聞いて。休場したら、全敗よ。それより、1勝でも2勝でもできればいいじゃない。
梅響
女のくせになにがわかる。相撲への口出しはやめてもらう。
ひらり
竜太先生がなんで私を呼んだかわかる。私が一緒にいなければ、何もなかったって稽古するでしょ。それを止めるためよ。
竜太
稽古、休め。

その翌日、リーチ商会に梅響がやってきました。

ひらり
いらっしゃい。
梅響
あの・・・すみれさんに・・・

梅響は、すみれ(阿知波悟美)を食事に誘いにきていました。

小川すみれ
この子も一緒ならいいわよ。

結局、昼ご飯を3人で食べることになりました。3人でもんじゃ焼きを食べながら、ひらりは二人の間をとりもとうとしていました。

梅響
俺、すみれさんと居るのやすらぎます。母親みたいな女に弱いから、男って。

ひらりは、慌てて言いました。

ひらり
母親はないんじゃない?たった13歳しか離れてないんだし。
梅響
そうだね。お姉さんか。ごめん。

ひらりがすみれを見ると、やはり落ち込んでいました。リーチ商会に戻った後、すみれがひらりに言いました。

小川すみれ
ありがとう。私のこと、盛り立ててくれて。でも、もういいから。憧れてただけだから。
ひらり
何も終わったわけじゃないでしょう。
小川すみれ
子どもは、藍だけでたくさん。あちこちで母親する気はないから。

ひらりは、梅響の言葉でまいったなあって思っていました。

小川すみれ
だけど、お笑いよね。13も離れた力士に熱あげるなんて。
ひらり
そんなの誰でもやってますよ。歌手のライブでペンライト振ったり。追っかけしたり。梅響のファンですもん。
小川すみれ
私が恥かかないように、かばってくれるのね。そういうとこ、前は嫌いだったけど、おせっかいなだけなのね。
ひらり
すみれさん。守りに入ったらダメなんですよ。
小川すみれ
へえ。20歳が37歳に説教するんだ。
ひらり
私、おせっかいだから。13歳下に惚れてみっともないっていうのが、守りに入ってるんだと思います。相手を惚れさせようとするのが面白いんじゃないです。
小川すみれ
あんた、生きてるの楽しいでしょ。
ひらり
はい。

そういって、ひらりはすみれに一礼して帰りました。ひらりを見つめていた、すみれの表情が和んでいました。

ひらり第9週のあらすじ,ネタバレはここまで。ひらり第10週のあらすじ,ネタバレにつづく。



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