ひらり あらすじ,ネタバレ第12週「ひらりの敗北感」

この記事では、NHK朝の連続テレビ小説(朝ドラ)「ひらり」第12週のあらすじ,ネタバレを吹き出し(会話方式)でわかりやすくお伝えしています。

ひらり第11週のあらすじは、みのり(鍵本景子)は両国診療所に行き、竜太(渡辺いっけい)に好きだということを告白しました。

 

ひらり第12週のあらすじは、みのりが告白したつづきからはじまります。第12週のタイトルは「ひらりの敗北感」です。

ひらり あらすじ,ネタバレ第12週

竜太(渡辺いっけい)は、驚きすぎて唖然としていました。少しの間があり、我に返った竜太は面倒に巻き込まれないよう軽く受け流すことにしました。

竜太
そんなことを言ってもらえるとは思わなかった。
みのり
ありがとうなんて言わないでください。僕は君のことをあまり知らないとか言わないでください。私と暮らしてみて、ダメだった時にダメって言ってください。このまま追い返すのはずるいです。
竜太
ずるい?
みのり
はい。女性から好きっていうのは、ものすごく勇気がいることです。私は、この方法しかないと思ってやってきたんです。
竜太
言ってることば無茶苦茶だよ。もう帰ろう。送るよ。
みのり
私帰りません。
竜太
君の方がずるいよ。いきなりやってきて、一緒に暮らそうって、ほとんど脅迫だよ。
みのり
私は、好きだから一緒に暮らそうと言ってるんです。脅迫なんて・・・そんな・・・
竜太
ごめん。言いすぎた。
みのり
私、帰りません。竜太先生のアパートについていきます。
竜太
それはちょっと待って。俺にも考える時間をくれないか。
みのり
考えてくれますか。
竜太
うん。だから、今日は帰ってくれる?
みのり
答えは、いつでますか?
竜太
そんなのわかんないよ。でも、考えるから今日は帰って。
みのり
わかりました。

言うことを聞いてくれたことで、ほっとした竜太はみのりを抱きしめました。

 

その日の晩、食事の席でみのりはゆき子(伊東ゆかり)に伝えます。

みのり
明日から、研修で1週間留守にするから。
ゆき子
ずいぶん急ね。
みのり
山中湖にある会社の施設で、選ばれた30人が合宿するの。
ひらり
お姉ちゃんすごい。選ばれたの?
みのり
男の人と一緒に受けるから大変なのよ。英会話とか労務管理とか。
洋一
労務管理?なんだ突然

銀行の支店長である洋一(伊武雅刀)は、みのりが労務管理の勉強をするというので驚きます。

みのり
キャリアあるなしにとらわれず、これから伸びる30人を選んだの。
洋一
会社もやるもんだな。

翌朝、ひらりが朝稽古でもないのにいませんでした。もどってきたゆき子が聞きます。

ゆき子
どこ行ってたの?朝稽古はないでしょ。本場所中なんだから。

ひらりは、袋から薬をたくさんだします。みのりがもし病気や怪我をしたときのために、薬屋に行って買ってきたのです。

ゆき子
気が利くじゃない。

ひらりの行動に心が痛むみのりでしたが、計画を実行することにはかわりありませんでした。

 

昼休みに竜太の講義を受けていたひらりですが、眠たくなってついうとうとしていました。

竜太
おい。聞いてるのか?
ひらり
うん。聞いてる。でもさ、私はリーチ商会で心地よい服を着てもらえるか考えてるから、体格のこと教えてよ。心臓とか体の内部のことはいいよ。
竜太
ダメだ。肥満のスペシャリストになりたかったら、全部勉強しろ。
ひらり
スペシャリストっていえば、最近お姉ちゃんに会った?お姉ちゃん、会社のスペシャリストに選ばれて今日から1週間、山中湖で合宿なの。
竜太
本当か。いや~良かった、よかった。

竜太の喜びようを見て、ひらりはじっと竜太の方を見ました。

ひらり
喜びすぎじゃない?
竜太
いや、ほらな自分の周りが幸せになっていくのは嬉しいじゃねえか。

竜太は慌てて取り繕いました。そんなタイミングで、市子(浅井星光)が久男(小林健)を連れてやってきました。

市子
久男、思ってること全部、先生にぶちまけなさい。
竜太
どうしたんだ?
久男
夜寝られなくて。毎晩、エディの猛プッシュしてくる夢を見てしまって。
竜太
わかるよ。それで?
久男
相撲なんかとったことないエディに差をつけられて。高校横綱で周囲は期待しているのに・・・・
竜太
それで、何か考えたか?
久男
エディ死んでくれないかなって。

久男の言葉に、ひらりと市子は驚きました。

竜太
わかるよ。そう思うの当たり前だよ。俺もな、同期のライバルが教授と学説発表した時には、あんにゃろー死ねって思ったよ。その晩は、手に汗かいて寝られなかった。俺と同じ。当たり前のことやってんだよ。

久男は、竜太の言葉に涙を流しました。そして、久男が泣き終わったところで言いました。

竜太
お前さ、あと6つ全部負けてもいいよ。別に命とられないんだから。けど、6つ全部勝ってみろ。エディがお前が死んだらいいって思うぞ。腹の中で、殺し合った相手が一番仲良くできんだよ。

久男は、うなずいて市子と一緒にいなくなりました。その様子をみていたひらりは、竜太を誰にも渡したくないと思いました。

その後、竜太が仕事が終わって帰ろうとするところに、みのりが大きな荷物を持って立っていました。

竜太
山中湖は、どうしたんだよ。
みのり
そんなのウソ。私はやっぱり竜太先生と暮らします。
竜太
待てよ。考える時間が・・・
みのり
一緒に暮らしながら、考えてください。今日は、何があっても帰りませんから。
竜太
僕は、アパートに帰る。君を連れていくつもりはない。
みのり
じゃあ、私はここで寝泊まりします。竜太先生がアパートに連れていってくれるまで、ここから会社に出勤します。もし気が変わったら、いつでも迎えにきてください。
竜太
そんなの無茶苦茶だよ。
みのり
私は、真剣です。
竜太
勝手にしろ。僕は帰る。
みのり
お休みなさい。

強気にふるまったみのりですが、竜太がいなくなるのを見送ってがっくりと椅子に座りました。

 

芳美(吉宮君子)と恵子(井上明美)は、金太郎(花沢徳衛)のところで週1回の稽古をつけてもらっていました。

やがて、芳美が銀次(石倉三郎)のことを好きになります。銀次は、明子(池内淳子)のことを好きで相手にしていませんでしたが、芳美はそれでもせっせとキャベツを届けていました。

 

稽古の日に、ひらりがいて芳美と恵子に質問しました。

ひらり
お姉ちゃん、研修元気でやってるかな。
芳美
研修?なにそれ?

ひらりは、その反応にびっくりしました。

ひらり
えっお姉ちゃん、研修で山中湖に行って労務管理の勉強を・・・
芳美
恵子、なにそれ?
ひらり
お姉ちゃん、どこにいるの?恵子さん知ってるんでしょ?
恵子
どこにいるかは知らないけど、会社には毎日来てるから。大丈夫。
ひらり
よかった

ひらりは、安心したと同時にどこにいるのか頭を巡らせました。

 

竜太のアパートに電話をかけました。しかし、電話はでません。診療所に電話をすると、すぐにでました。ひらりは、みのりとは一緒でないと感じました。

しかし、みのりはその日も両国診療所にいました。その日も、竜太のアパートに連れていってほしいとお願いするみのりに、竜太は怒って帰りました。

 

みのりは、その日も両国診療所に泊まっていました。しかし、それはその日に終わってしまいます。その日の遅く、梅錦が盲腸になって運ばれたのです。

ひらりは、もんじゃ焼きの店で竜太を見つけて呼びます。

ひらり
早く来て。梅錦を診療所に運んだから。
竜太
診療所はダメだ。

そういっても、時すでに遅しです。みのりが診療所にいたことを梅若部屋の力士、銀次、明子、ひらりの全員に知られてしまいます。みのりは、その場できっぱりと言われます。

竜太
君と一緒に暮らす気はない。

その日、みのりは洋一(伊武雅刀)に強く怒られました。

みのり
これで私は、もうおしまい。竜太先生の気持ち嫌というほどわかったし、もう二度とかかわらない。それから、もう両国にはいられないから離れて一人暮らしする。

ひらりは、それを止めませんでした。しかし、ひらりには逆風が吹いていました。周囲は、みのりが可哀想という雰囲気になっていたからです。

ゆき子までも、明子になんとか二人を一緒にさせたいというのです。ひらり第12週のネタバレ,あらすじはここまで。ひらり第13週のネタバレ,あらすじにつづく



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