とと姉ちゃん(154話)あらすじ「花山の最後の絵!」感想

このページでは、朝ドラ「とと姉ちゃん」の感想あらすじをお伝えしてんね。その中の第154話のあらすじ・感想になります。タイトルは「花山の最後の絵!」やんね。

とと姉ちゃん154話のあらすじ

とと姉ちゃん153話のあらすじで、花山(唐沢寿明)が願っていた戦争中の暮しを「あなたの暮し」で特集することができました。その結果、大きな反響を呼びます。

とと姉ちゃん154話のあらすじは、その続きからです。花山は我々の想いに共感してくれたと常子(高畑充希)たちの報告に喜びます。

 

あなたの暮しは、次号の出版に向けて会社と花山家の往復を社員が行っていました。花山に怒られることを喜ぶ社員たち。

今頃、たまきも怒鳴られてきたのかと社員が聞くと、たまきは怒鳴られた方がましだと言います。たまきは、口述筆記をしてたけどそれも辛そうだったと苦しい胸の内を打ち明ける。

 

そのことで、あなたの暮しはシーンとなってしまってんね。そして、その晩に常子が花山のところに行きました。原稿の最終チェックをしてもらう常子。

常子
残りの原稿は来週の中頃にお持ちします。
花山
申し訳ないが、もう一つ筆記をしてもらいたい。あとがきを筆記してほしい。今まで、あなたの暮しをご愛読くださった皆様へ。自分が死んだらその号のあとがきに書いて欲しい。

読者の皆様。長いこと「あなたの暮し」をご愛読くださりありがとうございます。昭和22年の創刊以来、27年経って部数が100万になりました。

これは皆さまが一冊一冊を買ってくださったからです。創刊当初から、本当によい雑誌をつくるために、私たちがこの雑誌で掲げてきたのは庶民の旗です。

私たちの暮しの大事にする一つ一つは、力が弱いかもしれない。ぼろ布、端切れをつなぎ合わせた旗です。世界で初めての庶民の旗。それは、どんな大きな力にも負けません。

戦争にだって負けません。そんな旗を掲げ続けれたのも一冊一冊を買ってくださった読者の皆さまのおかげです。

広告がないので、買ってくださらなかったら、とても今日まで続けることはできなかった。そして、私たちの理想の雑誌を作れなかったと思います。

力いっぱい雑誌をつくらせてくださり、ありがとうございました。それに甘えてお願いがあります。今まで、あなたの暮しを読んだことのない人、一人にあなたがあなたの暮しを紹介してください。

一人だけあなたの暮し読者を増やしていただきたい。それが私の最後のお願いです。常子さん、もう帰りなさい。

常子は泣きながら言います。

常子
もし、花山さんがいなくなったらどうしたらいいんですか。
花山
大丈夫だよ。27年一緒にやってきて、だいたい考えは一緒だ。もし、悩んだ時は、語りかければ常子の肩に宿るんで、「おい、花山どうしたもんじゃろのう」と言うように。

そして、常子が玄関で三枝子(奥貫薫)と挨拶をしているとそこに、体を引きずりながら花山がやってきました。

花山
次号の表紙だ

そう言って、表紙を渡しました。

常子
素敵な絵ですね。
花山
初めて君に絵を描いたときも、そんな顔をしていた。常子さん、ありがとう。
常子
また来ますね。

常子は、頭を下げ花山家を後にしました。とと姉ちゃん154話のあらすじはここまで。とと姉ちゃん155話のあらすじにつづく

とと姉ちゃん154話の感想

とと姉ちゃん154話のあらすじをまとめると、花山の命がいよいよ厳しくなってきたという回やってんね。そして、読者への最後のあとがきを常子に託した回やってんね。

う~ん。今日のとと姉ちゃんは泣いてしまいましたね。なんか、花山と常子の絆みたいなところを深く感じてん。花山の常子にしか頼めないって言葉が本当に重く感じてんね。

 

それにしても、これでゆっくりできますねと話す常子たちに、次号があるだろうってところはまだ花山らしいなって思ってんけどね。それにしても、花山の最後のあとがきにはびっくりしましたね。

この本を紹介してくださいって、営業かよって思ってしまってん(笑)なんか、感動的だったんやけど、そこがやけに面白く感じてんね。ただ、花山は自分の死期を感じてたんでしょうね。

 

あとがぎを口述で残すってことは、きっとそういうことなんでしょうね。このあとがきの言葉の時に、常子が涙をいっぱいにためている姿が印象に残りましたね。それを見て私も思わず・・・。

花山が最後に常子に渡した次号の表紙。あれは、常子の絵を描いたのでしょうか。どこか、常子のことを描いているような気がしたんですよね。

 

そして、次号で自分が最後になるであろうから、常子の絵を描いたんだと思うんです。常子は、花山の死を信じたくないと思ってはいるでしょうけど、きっと常子の心にも必ずある。

それぐらい花山は弱っていましたよね。その花山が書いた最後の絵だからこそ、最初と同じように素敵ですねといったんだと思いました。

 

花山としては、最後の渾身を込めた絵。それが常子の絵で、次号の表紙にしたんだと思う。亡くなる間近とは思えないほどの力作。そんな絵でしたよね。

そして、私が最も涙が出たのは常子の花山がもし亡くなったらどうしたらいいんですか。って常子の言葉。誰にも頼れない常子が唯一頼ることができた存在。それが花山伊佐次やってんな。

 

そんなことを、常子の気持ちになって考えると涙があふれてとまりませんでした。常子にとって花山の死は誰よりも寂しい想いをもっているのかもしれまえんね。

常子にありがとうと言った、花山が頭を下げた瞬間が頭から離れません。とと姉ちゃん154話の感想はここまで。とと姉ちゃん155話の感想につづく

あなたにおススメのページ

とと姉ちゃん(155話)感想「涙あふれる花山の死!」
とと姉ちゃん ネタバレ・あらすじ・感想まとめ!
「暮しの手帖と私」(大橋鎮子)はこちらの楽天から♪