西島秀俊(小橋竹蔵/こはしたけぞう役)

2016年前期のNHK連続テレビ小説、「とと姉ちゃん」(第94作目)が多彩なキャストを揃えて4月4日~スタートすんねな。脚本は、NHK土曜ドラマ「実験刑事トトリ」シリーズ、ドラマ&映画「怪物くん」「妖怪人間ベム」を手がけてはる西田征史が担当しはんねん。

 

とと姉ちゃん」のヒロイン・小橋常子(高畑充希)の父・小橋竹蔵こはしたけぞう)を演じるのは西島秀俊にしじまひでとし)さんやんな。せやから西島秀俊さんについての紹介と、「とと姉ちゃん」での小橋竹蔵の見どころをお伝えすんねな。

 

さっそくやねんけど西島秀俊さんは、どのような俳優さんなのでしょうか?そこの確認から、見ていくねんね。西島秀俊さんは、横浜国立大学工学部に在学中に芸能活動開始してんねな。

 

テレビドラマ「はぐれ刑事純情派5」で俳優活動をスタートし、西島秀俊さんが一躍有名になったのが、最高視聴率31.9%を記録しはった1993年「あすなろ白書」やねん。

 

西島秀俊さんは、「あすなろ白書」では、同性愛者という難しい役柄を演じて高評価を得てんね。翌年の1994年には、「居酒屋ゆうれい」で映画初出演してんけど、人気に目をつけた事務所がアイドル路線で推していこうとしはってんね。

 




せやけど、西島秀俊さん自身は演技力で勝負する役者としてキャリアを積んでいきたいと、所属する事務所と意見が対立し事務所移籍を決断してんねな。このことをキッカケとして、民放のドラマから遠ざかってしまうねんね。

 

それでも、西島秀俊さんはNHKドラマなどで俳優活動を地道にコツコツと続けんねんな。この仕事がほとんどない期間は、ひたすら映画館に通い続けて、年間300本以上を鑑賞し、役作りの参考にしてんねんな。

 

それだけ、まっすぐに演技力の向上を追求しててんね。西島秀俊さんは。せやから、現在の地位を築いてるんやんね。そんな、地道に映画館に通ってはった西島さんに転機が訪れんねん。

 

2002年に公開された北野武監督の映画「DOOLS」で主役に抜擢されてんね。そのことがきっかけで、再び注目を浴びるようになんねな。その後は、皆さんもご存じの通りの活躍になってんね。

 

多数の人気ドラマに出演し、映画出演も40本以上を数えんねん。近年は、主演を任されることも増えて、2015年劇場版「MOZU」で主演として北野武と共演を果たしてんねな。




とと姉ちゃんでの小橋竹蔵の見どころとは?

そんな西島秀俊さんが「とと姉ちゃん」で演じる小橋竹蔵は、ヒロイン小橋常子たち三姉妹の父親であり、浜松の染物工場の営業部長やんな。

 

家庭を大事にする良き父であり、仕事に打ち込む父親の理想像を絵に描いたような存在でやってんね。争いごとを嫌い、物静かな性格なんね。娘たちからも慕われている竹蔵だが、やがて肺結核を患い帰らぬ人となってしまう。

 

肺結核になってからは、いい病院を探して住まいを転々とすんねけど、そのことがヒロインの小橋常子を余計に強くすんねんね。小橋竹蔵の一番の見どころは、亡くなる前のシーンになんねな。

 

常子を呼んで、お父さんは3姉妹が大きくなるまで生きていたかった。せやけど、それができひんなったから、一番大きい常子は、母の君子(木村多江)を支え、鞠子(相楽樹)と美子(杉咲花)の2人の妹の面倒をお願いするシーンが感動的やんな。

 

せやから、そのシーンが小橋竹蔵の一番の見どころになんねん。今回の「とと姉ちゃん」は、豪華キャストで日本人にとって、とても大きな意味をもつ「戦後」を舞台にしてんねんな。

 

その中で、家族愛と希望を持ち続けることの大切さをストーリーの中で描かれるこの物語は、父が亡くなったことからスタートすると言っても過言ではあれへんねな。それだけ、父の小橋竹蔵の背中はおっきかってん。




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