NHKの朝ドラ「あさが来た」のヒロインあさ(波留)の祖父で今井忠政(いまいただまさ)役のキャストの林与一さんをご紹介してんねんな。
林与一さん演じる、今井忠政はあさのことを誰よりも理解してはる優しい祖父やねんな。忠政は、忠興(升毅)の父で、隠居してはってんけど、隠居前は忙しく商売をしててんね。
そんな忠政を演じる林与一さんは、どんな俳優さんなのでしょうか?これまで、NHKの朝ドラでは、「ええにょぼ」、「オードリー」に続き3作目が今回の「あさが来た」になんねんな。
今作の「あさが来た」では、ヒロインあさの祖父である、忠政は、孫のあさをとてもかわいがるねんな。それは、あさが忠政自身に似てるところが多いからやねんな、きっと。
あさの自由奔放なところは、この忠政からきてんねん。木登りできはるぐらい元気やんに、隠居してるって不思議やけど。せやけど、あさのいろんな「なんでどす?」に説得力のある言葉で答えてくれんねんな。
隠居してはるので、いつもいるわけではあれへんけど、時々、今井家を訪れ、あさの自由奔放なところを伸ばそうと考えてくれてんねんな。あさの個性を上手に褒めていくねん。
また、今回の朝ドラは、時代背景が江戸から明治ということもあるねんから、時代劇の出演がこれまで多くあった林与一さんにとっては、非常に馴染み安い作品かもしれへんね。
テレビなどでは、忠政が自分の祖父にそっくりやってんから、違和感がまったくなく演じられたと話てんねんな。その言葉通り、うまく演じはってんな。
おてんばなあさと、真面目なはつ(宮崎あおい)の両方をよく見てくれるお祖父さんを上手く林与一さんが演じててんね。
そして、最も見どころ満載だったシーンが忠政が亡くなる直前にあさと碁をするシーンやってんね。これまで、手加減して勝負してはる忠政ですが、この時ばかりは、あさを相手に決して手を抜かしまへん。
それは、忠政なりのあさに対する最後のメッセージやったんかもしれへんね。強い者が本気をだしたらどうなるのか?そういったことを碁を通して伝えたかったんかもしれません。
この祖父なくして、あさの活躍はあれへん。それぐらい、あさが幼少期からお嫁に行くまでの間の忠政の教えがあさには礎となってんねんな。
嫁入りしてからは、正吉(近藤正臣)にいろんなことを教えられんけど、嫁入り前のあさが商いに興味をもったんは間違いなく忠政のおかげやんな。とても、印象に残るキャストのうちの一人やねんな。
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